鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2013年10月の手賀沼水面区域の鳥類センサス結果
調査日 2013年10月17日 9:40〜12:30 天候:晴れ 風:北東弱
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(小田谷嘉弥)
※昨年9月に発行された鳥類目録第7版では、種の並び順と分類名が変わりました。これに準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
    
カモ科ヨシガモ 1 (0 0)
マガモ41 (8 0)
カルガモ88 (98 165)
オナガガモ36 (67 0)
コガモ45 (53 11)
カイツブリ科 カイツブリ 20 (18 16)
カンムリカイツブリ 1 (2 0)
ウ科 カワウ 135 (138 109)
サギ科 ゴイサギ 1 (0 1)
アオサギ 2 (9 5)
ダイサギ 3 (9 3)
コサギ 6 (11 7)
クイナ科 バン 1 (1 1)
オオバン 21 (18 9)
カモメ科 セグロカモメ 3 (3 0)
タカ科 ミサゴ 1 (1 0)
カワセミ科 カワセミ 2 (2 0)
カラス科 ハシボソガラス 14 (0 9)
ハシブトガラス 4 (0 11)
ヒヨドリ科 ヒヨドリ 35 (0 0)
(外来種など)
バリケン 2 (2 0)
アヒル 5 (3 0)
コブハクチョウ 20 (28 16)
以上、10 科23種、487個体(外来種などを除く)

2. 調査範囲外でみられたその他の鳥
キジ科 キジ
ハト科 キジバト
ミサゴ科 ミサゴ
サギ科 ダイサギ,チュウサギ
カワセミ科 カワセミ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス, ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ヨシキリ科 オオヨシキリ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ,セグロセキレイ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ
外来種など ドバト
以上、15科16種(外来種などを除く)

3.今月の水面の鳥と沼周辺の鳥の概況
  • マガモ、オナガガモが群れで渡来し、9月の調査で確認されていたコガモも増加した。手賀沼では比較的数の少ないヨシガモが1羽確認された。

  • カンムリカイツブリ、セグロカモメ、ミサゴなどの冬鳥が初認された。

  • 親水広場前ではオオバン16羽、オナガガモ5羽、コブハクチョウ2羽、アヒル2羽が給餌を受けていた。

  • コブハクチョウの家族が水田で2番穂と落ち穂を採餌していた。

  • ヒヨドリの群れが、手賀沼の水面を低く横断して南へ渡る様子が観察された。

  • 先月に続き、モズの高鳴きがあちこちで確認された。


1.オナガガモ

1.オナガガモの♂エクリプス。手前の個体の方が換羽の進行が早い。

2.マガモの群れ

2.渡ってきたばかりと考えられるマガモの群れ。手賀沼上空を飛び回っていた。

3.二番穂

3.伸びてきた二番穂を食べるコブハクチョウ。

4.給餌

4.人による給餌を受けるオオバン、コブハクチョウ、オナガガモ

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