鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2014年1月の手賀沼水面区域の鳥類センサス結果
調査日 2014年1月17日 9:15〜12:35 天候:晴れ 風:南西弱
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(小田谷嘉弥)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科オカヨシガモ 13 (6 0)
ヨシガモ 1 (0 3)
ヒドリガモ 72 (6 31)
ヒドリガモ×アメリカヒドリ 2 (0 0)
マガモ 251 (27 65)
カルガモ 170 (86 100)
マガモ×カルガモ 1 (0 0)
オナガガモ 367 (214 124)
コガモ 313 (188 233)
ホシハジロ 2 (0 3)
キンクロハジロ 1 (1 0)
ミコアイサ 6 (15 16)
カイツブリ科 カイツブリ 35 (15 27)
カンムリカイツブリ 40 (19 67)
ウ科 カワウ 55 (20 78)
サギ科 ゴイサギ 1 (0 0)
アオサギ 5 (6 14)
ダイサギ 5 (7 8)
コサギ 3 (23 15)
クイナ科 バン 1 (1 0)
オオバン 85 (106 104)
チドリ科 タゲリ 1 (0 0)
カモメ科 ユリカモメ 126 (3 90)
セグロカモメ 1 (3 6)
ニシセグロカモメ 1 (0 1)
ミサゴ科 ミサゴ 1 (1 1)
タカ科 ノスリ 1 (0 0)
カワセミ科 カワセミ 2 (5 7)
カラス科 ハシボソガラス 9 (10 8)
ヒヨドリ科 ヒヨドリ 1 (0 9)
セキレイ科 ハクセキレイ 2 (0 1)
セグロセキレイ 1 (0 1)
(外来種など) コブハクチョウ 41 (51 39)
アヒル 4 (1 2)
以上、12 科29種、1577個体(外来種などを除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
キジ科 キジ
ハト科 キジバト
サギ科 ダイサギ、コサギ
クイナ科 クイナ、バン
タカ科 トビ、ノスリ
カワセミ科 カワセミ
キツツキ科 アリスイ、コゲラ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス,ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス
エナガ科 エナガ
メジロ科 メジロ
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
ヒタキ科 ツグミ、ジョウビタキ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ,セグロセキレイ、ビンズイ、タヒバリ
アトリ科 カワラヒワ,ベニマシコ
ホオジロ科 ホオジロ,カシラダカ,アオジ,オオジュリン
外来種など ドバト
以上、16科23種(外来種などを除く)

3.今月の水面の鳥と沼周辺の鳥の概況
  • 下沼の水面で休息している大きなカモ類の群れがいたため、全体の水鳥個体数は先月にくらべ1.5倍となった。ハスの中で休息しているマガモは135羽と多かった。ヒドリガモが我孫子高校グラウンド付近で72羽確認されたが、近年ではかなり大きな群れの記録である。

  • ユリカモメは個体数が増え、上沼で78羽の群れが確認された。

  • アシ原ではオオジュリンが多く観察され、セッカやカシラダカも観察された。

  • 滝下広場付近の遊歩道からアリスイが観察された。


オナガガモの群れ

1. 漁協前に集まったオナガガモの群れ。人の動きを良く観察している。

ニシセグロカモメ

2. 親水広場前のニシセグロカモメ Larus fuscus “taimyrensis”脚が黄色く、換羽が遅い。

クイナ

3. アシ原から出てきたクイナ。手賀沼沿いではよく声が聞かれるが、姿はなかなか見にくい。

アリスイ

4. やぶから出てきたアリスイ。ここ数年手賀沼周辺で越冬しているのが観察されている。

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