鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2011年1月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 1月14日 9:00〜13:00
調査者 上沼(村松和行)、下沼(齊籐安行)
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カイツブリ科 カイツブリ 91(35 25)
ハジロカイツブリ 3(0 5)
カンムリカイツブリ 45(30 61)
ウ科 カワウ 47(59 180)
サギ科 ダイサギ 9(4 9)
コサギ 20(9 38)
アオサギ 17(13 19)
カモ科コブハクチョウ 32(26 28)
マガモ 139(34 6)
カルガモ 147(105 89)
コガモ 455(234 377)
オカヨシガモ 11(0 4)
オナガガモ 384(380 360)
ハシビロガモ 4(3 0)
ホシハジロ 10(9 2)
キンクロハジロ 2(0 2)
ミコアイサ 32(32 15)
タカ科 ミサゴ 2(2 1)
チュウヒ 1(0 0)
ハヤブサ科 ハヤブサ 1(0 0)
クイナ科 バン 2(1 2)
オオバン 128(102 63)
カモメ科 ユリカモメ 212(114 276)
セグロカモメ 4(8 9)
カワセミ科 カワセミ 5(2 3)
セキレイ科 ハクセキレイ 1(0 2)
タヒバリ 1(0 0)
カラス科 ハシボソガラス 3(0 36)
(家禽や外来種)
ドバト 26(58 0)、バリケン  5(5 3)、アヒル 7(0 1)、
合計 1,846(1,276 1,690)
以上、11科28種(飼育鳥と外来種除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
ワシ科 トビ、チュウヒ
ハヤブサ科 ハヤブサ、チョウゲンボウ
キジ科 キジ
クイナ科 オオバン
チドリ科 タゲリ
カワセミ科 カワセミ
キツツキ科 コゲラ
ヒバリ科 ヒバリ
セキレイ科 ハクセキレイ、タヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ツグミ科 ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ
ウグイス科 ウグイス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ、ホオアカ、アオジ、オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ、マヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
以上、19科 29種(飼育鳥、外来種、雑種を除く)

3.今月水面の鳥の概況
  • 総個体数が1,846羽となり、今シーズン最多となった。

  • 沼水面の北半面が氷結し、カモ類、カイツブリ類の群れの見られる場所が、氷結していない場所に集中していた。

  • 猛禽類が多く見られた。下沼では、チュウヒ2羽とハヤブサ1羽が下沼の水面上をたびたび飛翔し、コガモの群れが度々飛び上がっていた。また、ハヤブサがカモ(コガモ?)を捕らえて飛び去った。

  • 下沼南岸のハス群落内の枯れたハスの茎の間には、マガモ、ホシハジロ、オオバンが集まって採餌していた。

4.調査範囲外の鳥概況
  • 下沼南岸の水田の畦に、ホオアカが数羽みられた(染井入落沿い)。

  • 沼周辺のトウネズミモチやユズリハの果実がほとんど残らず食べられていた。

  • ジョウビタキ、ヒヨドリがハゼの果実を食べていた。

  • シロハラ、ツグミは、採餌のため、人に対する警戒心が薄れており、全般的に間近に見られた。

5.その他
  • 前日の冷え込みのため、調査開始時、水面の北半分が氷結していた。昼頃には、ほどんど解けていた。

  • 大津川河口(上沼)、染井入落(下沼)では、洲が現れていた。

  • 調査時間全体で、25科50種の鳥類が出現した。

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