鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2013年8月の手賀沼水面区域の鳥類センサス結果
調査日 2013年8月16日 9:05~11:40 天候:曇りのち晴れ・ 風:南並
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(小田谷嘉弥)
※昨年9月に発行された鳥類目録第7版では、種の並び順と分類吊が変わりました。これに準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科カルガモ 47(32 59)
カイツブリ科 カイツブリ 17 (14 20)
ウ科 カワウ 118 (107 104)
サギ科 アオサギ 6 (5 1)
ダイサギ 4 (0 1)
チュウサギ 3 (0 0)
コサギ 7 (6 1)
クイナ科 オオバン 3 (7 7)
カワセミ科 カワセミ 2 (1 3)
カラス科 ハシボソガラス 2 (3 1)
ハシブトガラス  1 (0 0)
ツバメ科 ツバメ 1 (9 14)
(外来種など)
コブハクチョウ 34 (33 21)
アヒル 2 (0 0)
ドバト 4 (0 1)
以上、8科12種、251個体(外来種などを除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
ハト科 キジバト
サギ科 ダイサギ,コサギ
チドリ科 コチドリ
カラス科 ハシボソガラス, ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ツバメ科 ツバメ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ヨシキリ科 オオヨシキリ
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ
ホオジロ科 ホオジロ
外来種など コブハクチョウ、ドバト
以上、13科15種(外来種などを除く)

3.今月の水面の鳥と沼周辺の鳥の概況
  • オオバン、カルガモ、コブハクチョウは親と同じくらいの大きさまで成長した今年生まれの幼鳥が確認された。

  • 岸や杭上で休息するチュウサギ、ダイサギなどのサギ類が多く観察された。

  • カワウは先月よりわずかに増加した。先月に続いて、黄色いカラーリングを右足に装着している個体を観察した。千葉県市川市行徳で標識されたものと考えられる。

  • 下沼南岸ではセッカが多くさえずっていた。水田の畦などの草地で繁殖しているのではないかと考えられる。

  • オオヨシキリはほとんどさえずらなくなったが、数カ所で小さい声でさえずるのが確認された。


親と同じくらいの大きさに成長したコブハクチョウの幼鳥

親と同じくらいの大きさに成長したコブハクチョウの幼鳥

いけすで採餌していたコサギ

いけすで採餌していたコサギ

1羽で行動していたオオバンの幼鳥

1羽で行動していたオオバンの幼鳥。成鳥と違いのどが白っぽい。

ミニ手賀沼で水面の藻類を採するカルガモ。

ミニ手賀沼で水面の藻類を採するカルガモ。

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