鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報   

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我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。 鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1.2009年1月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 1月15日(木)午前 天候:晴れ、風:北北東強風
調査者 村松和行(上沼)、齊藤安行(下沼)
カイツブリ科 カイツブリ 23
ハジロカイツブリ 2
ミミカイツブリ 1
カンムリカイツブリ 26
ウ科 カワウ 61
サギ科 ダイサギ 26
コサギ 55
アオサギ 6
カモ科コブハクチョウ 18
オオハクチョウ 2
コハクチョウ 4
マガモ 89
カルガモ 284
コガモ 112
オナガガモ 516
ハシビロガモ 4
ホシハジロ 21
ミコアイサ 7
タカ科 ミサゴ 1
オオタカ 1
クイナ科 オオバン 105
チドリ科 タゲリ 5
シギ科 イソシギ 2
カモメ科 ユリカモメ 72
セグロカモメ 1
カワセミ科 カワセミ 1
セキレイ科 ハクセキレイ 2
カラス科 ハシボソガラス 2
(家禽や外来種)
ドバト 36、バリケン 7、アヒル 2、シナガチョウ 1
総個体数  1,495羽

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
カモ科 カルガモ
タカ科 トビ、ハイタカ、チュウヒ
クイナ科 バン
チドリ科 タゲリ
ハト科 キジバト
キツツキ科 コゲラ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ツグミ科 ツグミ
ウグイス科 ウグイス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ、アオジ、オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ、シメ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 オナガ
(帰化鳥や飼育鳥) ドバト、アヒル

3.今月の概況
  • 今シーズン一番の冷え込みで、水面の一部(岸辺のごく一部と沼周辺の水たまり)が結氷していた。

  • 手賀沼漁協前のオナガガモとオオバンは、人が立ち止まったのを見てから集合するまでの反応時間が短くなったと同時に、間近に近寄っても採餌に集中し、ほとんど逃げない状態。

  • カウントした鳥類の総個体数は1,482羽と先月より減少(先月2,186羽)。

  • 北北東の強風で、沼が波立っていたため、カモ類のいくつかの種類は、ヨシ原内に留まり、カウントから漏れた可能性がある。

  • コガモ、カルガモ、オナガガモは先月よりも減少、マガモ、コサギは増加。

  • ホシハジロの20羽の群れが手賀沼下沼南岸のハスの群落付近でみられた。

  • ユリカモメは全個体数の約9割が手賀沼公園に集中していた。

  • 手賀沼では大津川河口部に特異的に見られるオカヨシガモは、今月は確認できなかった。

  • ここ数年、ハシビロガモは、湖北集水路の河口より下流の区域に数羽見られる程度であるが、今回の調査でも同地区に4羽確認できただけ。

  • コハクチョウの成鳥2羽、オオハクチョウの成鳥2羽が、下沼北岸のビオトープよりやや下流川で見られた。このほかに、下沼南岸ハス群落内にコハクチョウが2羽見られた。

  • オオタカが湖北集水路近くの杭上に止まっていた。

  • タゲリ5羽が下流南岸染井入落の河口の洲と水田の間をさかんに往復していた。

  • 沼の上空を含めると、ミサゴ(杭上)、トビ(上空)、ハイタカ(上空)、オオタカ(杭上)、チュウヒ(上空)の各種類のタカ類が見られた。
(調査範囲外の鳥について)
  • ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリの群れが、手賀沼親水広場内のトウネズミモチの樹に群がっていた。この時点で果実は3割程度しか残っていない。

  • 沼周辺の公園に植栽された樹木の、ユズリハ、ナンテンの果実が目立った。
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