鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。 鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。

2007年2008年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1.2008年1月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 1月17日(上沼)、18日(下沼)
カイツブリ科 カイツブリ 46
ハジロカイツブリ 10
ミミカイツブリ 1
カンムリカイツブリ 55
ウ科 カワウ 71
サギ科 ゴイサギ 2
ダイサギ 17
コサギ 28
アオサギ 10
カモ科コブハクチョウ 29
マガモ 58
カルガモ 246
コガモ 278
オカヨシガモ 6
ヒドリガモ 216
オナガガモ 808
ハシビロガモ 7
ホシハジロ 5
ミコアイサ 28
タカ科 ミサゴ 2
クイナ科 バン 6
オオバン 202
シギ科 タシギ 1
カモメ科 ユリカモメ 233
セグロカモメ 6
カワセミ科 カワセミ 9
セキレイ科 ハクセキレイ 2
カラス科 ハシボソガラス 5

(外来種や家禽)
バリケン 9, アヒル6, シナガチョウ 1,


総個体数 2,403羽

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
   
ハト科 キジバト
キツツキ科 コゲラ
ヒバリ科 ヒバリ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ツグミ科 ジョウビタキ、ツグミ
ウグイス科 ウグイス、
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ、アオジ、オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ,ベニマシコ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス

3.今月の概況
  • 水面で見られる鳥類が今シーズン最多となった(先月:2,363羽→今月2,403羽)

  • 越冬カイツブリ類として、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリの他にミミカイツブリが1羽出現した(博物館による手賀沼の水面センサスでは1988年以来の記録)。

  • カモ類では、オナガガモ(808羽)、コガモ(278羽)、カルガモ(246羽)、ヒドリガモ(216羽)が多く、オカヨシガモ(6羽)、ハシビロガモ(7羽)、ホシハジロ(5羽)が少なかった。

  • 上沼の根戸新田下の水面に約50羽のオオバンの群れが見られた。

  • 下沼の蓮の群落の中の杭上と染井入落前の水面の杭上にミサゴが見られた。

  • カワウ数羽が手賀沼公園の浄化槽の流入付近に集まり、潜水して小魚を捕らえていた。

  • コブハクチョウが先月の半分(61羽→29羽)になり、繁殖期を前に分散が始まった?

  • ヒドリガモの200羽以上の群れが染井入落前の水面に見られた(先月は27羽)。

  • カワセミが沼全域の観察ポイントで見られ、追いかけ合いをしているものが多かった。繁殖初期のなわばり確保の行動か?

  • オオバンの番形成および維持の行動(Bow and Nibbling Ceremony:双方おじぎしてオスがメスの首をつまむ)が見られた。

  • 飼育鳥の放鳥種では、バリケンが親水広場前と手賀沼大橋下の漁協前と手賀沼ビオトープ前、アヒルが手賀沼親水広場前と手賀沼公園、シナガチョウが手賀沼大橋下の漁協前にそれぞれ見られた。

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