鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2013年2月の手賀沼水面区域の鳥類センサス結果
調査日 2013年2月15日 9:00〜12:00(天候)曇り(風)南西風弱
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(齊籐安行)
※昨年9月に発行された鳥類目録第7版では、種の並び順と分類名が変わりました。本報告以降は、これに準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科コブハクチョウ 37(20 60)
オオハクチョウ 10(0 0)
ヒドリガモ 5(0 6)
マガモ 106(24 27)
カルガモ 344(226 86)
オナガガモ 255(311 214)
コガモ 478(211 188)
ホシハジロ 3(7 0)
ミコアイサ 11(6 15)
カイツブリ科 カイツブリ 37(40 15)
カンムリカイツブリ 29(15 19)
ウ科 カワウ 64(31 20)
サギ科 アオサギ 11(10 6)
ダイサギ 5(3 7)
コサギ 9(12 23)
クイナ科 バン 2(1 1)
オオバン 80(99 106)
カモメ科 ユリカモメ 15(0 57)
セグロカモメ 7(5 3)
ミサゴ科 ミサゴ 2(3 1)
タカ科 ノスリ 1(0 0)
カワセミ科 カワセミ 2(8 7)
カラス科 ハシボソガラス 2(12 10)
ハシブトガラス 1(1 0)
ムクドリ科 ムクドリ 4(0 0)
(家禽や外来種)
アヒル 2(0 1)
バリケン 2(3 0)
ドバト 14(0 0)
合計 1,538(1,061 871)
(注)今月出現種以外も含む合計のため( )内は上記各種個体数の合計にはなりません
以上、11科25種(飼育鳥と外来種除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
キジ科 キジ
カモ科 マガモ、カルガモ、オナガガモ
ハト科 キジバト
サギ科 コサギ
クイナ科 クイナ
モズ科 モズ
カラス科 ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 ヤマガラ、シジュウカラ
ヒバリ科 ヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス
エナガ科 エナガ
メジロ科 メジロ
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
ヒタキ科 アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
アトリ科 カワラヒワ、シメ、コイカル
ホオジロ科 ホオジロ、ホオアカ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン
(家禽や外来種) エジプトガン、ドバト
以上、20科35種(飼育鳥、外来種、雑種を除く)

3.今月の水面の鳥の概況
  • 総個体数は1,538羽で、先月(1月:871羽)より増加し、今シーズン最多であった。

  • 特にマガモ、カルガモ、コガモ、カワウの個体数が昨年同月、先月に比べ、多かった。

  • 繁殖羽に移行中のカンムリカイツブリが複数見られた。


4.沼周辺の鳥の概況
  • 沼周辺では、ヒバリ、シジュウカラ、ホオジロがさえずっていた。特にホオジロは、同時に複数個体がさえずっていた。

  • モズの高鳴きと鳴き真似(ヒバリ、カワラヒワ、センダイムシクイのサブソングが混じる)が各所で聞かれた。

  • シジュウカラ、エナガ、オオジュリン、スズメがヨシの葉鞘内のカイガラムシを採餌していた。

  • 手賀沼遊歩道ではコイカルがイラガの繭を砕いて前蛹を食べていた。

芝生で草を食むオナガガモ

芝生で草を食むオナガガモ

繁殖羽に移行中のカンムリカイツブリ

繁殖羽に移行中のカンムリカイツブリ

枯れたハス内で休息するマガモ

枯れたハス内で休息するマガモ

さえずるホオジロが各所で見られた

さえずるホオジロが各所で見られた

つがいごとに行動するムクドリが多数観察された

つがいごとに行動するムクドリが多数観察された

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