鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2012年10月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 2012年10月19日 9:00〜12:00(天候)晴れ(風)北東風並
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(齊籐安行)
※9月に発行された鳥類目録第7版では、種の並び順と分類名が変わりましたが、本報告では、前回までの報告と比較しやすいように、日本鳥類目録第6版に準拠しました。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カイツブリ科 カイツブリ 18(36 11)
カンムリカイツブリ 2(2 0)
ウ科 カワウ 138(200 141)
サギ科 ダイサギ 9(11 24)
コサギ 11(17 15)
アオサギ 9(25 12)
カモ科コブハクチョウ 28(18 15)
マガモ 8(8 0)
カルガモ 98(121 52)
コガモ 53(52 0)
オナガガモ 67(87 0)
キンクロハジロ 12(1 0)
タカ科 ミサゴ 1(2 1)
クイナ科 バン 1(1 1)
オオバン 18(30 7)
カモメ科 セグロカモメ 3(3 0)
アジサシの仲間 1(0 0)
カワセミ科 カワセミ 2(2 4)
セキレイ科 セグロセキレイ 1(0 0)
(家禽や外来種)
バリケン 2(2 0)
アヒル 3(1 2)
合計 485(680 301)
(注)今月出現種以外も含む合計のため( )内は上記各種個体数の合計にはなりません
以上、9科18種(飼育鳥と外来種除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
サギ科 ダイサギ
カモ科 マガモ、カルガモ
タカ科 ノスリ
キツツキ科 コゲラ
セキレイ科 ハクセキレイ
モズ科 モズ
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ、オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(家禽や外来種) ドバト、エジプトガン
以上、12科15種(飼育鳥、外来種、雑種を除く)

3.今月の水面の鳥の概況
  • 総個体数は485羽で、先月(9月:301羽)に比べ増加したたが、前年(10月:680羽)に比べると減少している。

  • オナガガモやコガモ、キンクロハジロ、カンムリカイツブリなど、冬鳥がかなりの個体数見られた。

  • 額板が小さく灰色に濁った、オオバンの幼鳥が見られた。

  • オナガガモ、コガモのオスのエクリプス羽のものが多く見られた。

4.沼周辺の鳥の概況
  • オオジュリンの声をヨシ原で確認した。

  • モズの高鳴きが沼周辺の各所で聞かれた。

  • ヒヨドリの10羽前後の群れが、調査中、何度か南下して行った。

  • ヒバリのさえずりが聞かれた。

  • 調査当日、遊歩道沿いで、アカゲラ、アリスイを確認したという聞き取り情報があった。

5.その他の季節の生きものの状況
  • 二期咲きの八重桜の‘ジュウガツザクラ’の花が咲いていた。

  • ハゼの紅葉が始まっていた。

カンムリカイツブリ渡来

カンムリカイツブリ渡来

‘十月桜‘が満開

‘十月桜‘が満開

オオバンの幼鳥

オオバンの幼鳥

ノスリが上空を通過

ノスリが上空を通過

オナガガモオスのエクリプス羽

オナガガモオスのエクリプス羽

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