鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


2012:

我孫子市鳥の博物館では　毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2012年3月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 2012年3月15日　9：00〜12：00 （天候）晴れ・（風）西風並
調査者 上沼（村松和行,染谷実紀）、下沼（齊籐安行）
※個体数の表示内容：今月（前年同月　先月）
カイツブリ科 カイツブリ 24 (24 40)
カンムリカイツブリ 14(26 15)
ウ科 カワウ 63(36 31)
サギ科 ダイサギ 3(7 3)
コサギ 6(15 12)
アオサギ 9(9 10)
カモ科コブハクチョウ 33(31 20)
マガモ 17(20 24)
カルガモ 112(57 226)
コガモ 75(15 211)
オナガガモ 117(88 311)
ホシハジロ 3(0 7)
カモ科sp. 2(0 0)
タカ科 トビ 1(1 0)
クイナ科 バン 1(1 1)
オオバン 73(74 99)
カモメ科 セグロカモメ 8(18 5)
カワセミ科 カワセミ 2(2 8)
セキレイ科 ハクセキレイ 1(0 0)
セグロセキレイ 1(0 5)
カラス科 ハシボソガラス 2(11 12)
（家禽や外来種）
バリケン 4(4 3)
アヒル 3(2 0)
合計 574(635 1,061)
（注）今月出現種以外も含む合計のため（　）内は上記各種個体数の合計にはなりません
以上、10科20種(飼育鳥と外来種除く)

２．　調査範囲外（水面以外）で見られた鳥
サギ科 ダイサギ
カモ科 マガモ、カルガモ
キジ科 コジュケイ
ハト科 キジバト
カワセミ科 カワセミ
ヒバリ科 ヒバリ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ツグミ科 ツグミ
ウグイス科 ウグイス
メジロ科 メジロ
ホオジロ科 ホオジロ、アオジ、オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
（家禽や外来種） ドバト、エジプトガン
以上、17科23種（飼育鳥、外来種、雑種を除く）

3．今月水面の鳥の概況
  • 総個体数は574羽で、先月（1月:1,061羽）に比べ半減した。これは、オナガガモ、コガモ、カルガモの個体数が減少したため。

  • カワウの個体数が、先月に比べ増加した（31羽→63羽）。

  • 例年この時期に個体数の多いユリカモメが（昨年３月調査時91羽）、今回全く見られなかった。

  • オオバンおよびカイツブリの縄張り行動（追いかけ合い）が見られた。

  • つがいで行動するコブハクチョウが目についた。

  • カンムリカイツブリは、繁殖羽の個体と非繁殖羽の個体が混じっていた。

4．沼周辺の鳥の概況
  • ホオジロ、ヒバリのさえずりが手賀沼周辺の各所で聞かれた。

  • 手賀沼周辺の斜面林では、コジュケイが鳴いていた。

  • 下沼南岸で、アオジのさえずりを聞いた。

コブハクチョウ

枯れたハス群落内をつがいで移動するコブハクチョウ

アオサギ

ハス群落内で餌をさがすアオサギ

ナズナ等

陽だまりに咲いたナズナとホトケノザ

手賀沼鳥情報