鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2012年8月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 2012年8月10日 9:00〜12:00 (天候)晴れ(風)南東風弱
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(齊籐安行)
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カイツブリ科 カイツブリ 14 (13 9)
ウ科 カワウ 107 (188 102)
サギ科 ダイサギ 8 (3 2)
コサギ 6 (4 5)
アオサギ 5 (3 3)
カモ科コブハクチョウ 33 (40 37)
カルガモ 32 (31 17)
クイナ科 オオバン 7 (10 6)
シギ科 イソシギ 1 (0 0)
カモメ科 コアジサシ 1 (0 0)
カワセミ科 カワセミ 1 (0 2)
ツバメ科 ツバメ 9 (1 1)
カラス科 ハシボソガラス 3 (0 4)
(家禽や外来種)
バリケン 1 (1 2)
合計 228(305 201)
(注)今月出現種以外も含む合計のため( )内は上記各種個体数の合計にはなりません
以上、10科13種(飼育鳥と外来種除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
サギ科 ダイサギ
カモ科 カルガモ
シギ科 イソシギ
ハト科 キジバト
ヒバリ科 ヒバリ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス、オオヨシキリ、セッカ
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(家禽や外来種) ドバト、エジプトガン、カルガモ×マガモ
以上、13科17種(飼育鳥、外来種、雑種を除く)

3.今月の水面の鳥の概況
  • 総個体数は228羽で、先月(7月:201羽)に比べ増加した。

  • カワウ、コブハクチョウ、カルガモのほか、サギ類が多く見られるようになってきた。

  • カイツブリ、オオバンの家族群が少数みられた。

4.沼周辺の鳥の概況
  • オオヨシキリ、ヒバリのさえずりは聞かれなかった。ただし、オオヨシキリの地鳴きは沼周辺のヨシ原各所で聞かれた。

  • セッカ、ウグイス、ホオジロのさえずりが聞かれた。

  • 沼周辺の田んぼで、チュウサギが見られた。

5.その他の季節の生きものの状況
  • ニイニイゼミ、ヒグラシ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの声がすべて聞かれた。

  • 樹木の花としては、クサギの花が目立っていた。

  • エノキの果実が熟し、ムクドリの餌となっていた。

  • クスノキの果実(未熟)が目立っていた。

イソシギ

湖畔を歩くイソシギ

カイツブリ

トンボを捕らえたカイツブリ

カルガモの親子

カルガモの親子

クサギの花

手賀沼沿いの車道わきのクサギの花

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