鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2012年2月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 2012年2月15日 9:00〜12:00
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(齊籐安行)
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カイツブリ科 カイツブリ 40 (43 50)
カンムリカイツブリ 15 (31 24)
ウ科 カワウ 31 (62 29)
サギ科 アカガシラサギ 1(0 1)
ダイサギ 3(3 7)
コサギ 12 (10 19)
アオサギ 10 (13 29)
カモ科コブハクチョウ 20 (16 30)
マガモ 24 (93 138)
カルガモ 226 (214 136)
コガモ 211(172 534)
オカヨシガモ 9 (10 6)
オナガガモ 311 (190 573)
ホシハジロ 7 (1 1)
キンクロハジロ 3 (0 0)
ミコアイサ 6 (18 41)
タカ科 ミサゴ 3 (2 1)
クイナ科 バン 1 (3 2)
オオバン 99 (126 62)
カモメ科 セグロカモメ 5 (6 6)
カワセミ科 カワセミ 8 (8 6)
カラス科 ハシボソガラス 12 (1 7)
ハシブトガラス 1 (0 0)
(家禽や外来種)
バリケン 3 (3 2)
合計 1,061(1,136 1,770)
(注)今月出現種以外も含む合計のため( )内は上記各種個体数の合計にはなりません
以上、9科22種(飼育鳥と外来種除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
カモ科 カルガモ
ハト科 キジバト
キツツキ科 コゲラ
ヒバリ科 ヒバリ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ツグミ科 アカハラ、ツグミ
ウグイス科 ウグイス
シジュウカラ科 シジュウカラ
メジロ科 メジロ
ホオジロ科 ホオジロ、アオジ、オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(家禽や外来種) ドバト、エジプトガン
以上、16科22種(飼育鳥、外来種、雑種を除く)

3.今月水面の鳥の概況
  • 総個体数は1,061羽で、先月(1月:1,770羽)に比べ減少した。

  • オオバンやオナガガモが岸辺の草地で採餌する姿が目立った。

  • カルガモ、オオバン、コブハクチョウはつがいで行動するものが多く見られた。

  • 下沼の染井入落付近の水面にキンクロハジロのメスが3羽見られた。

  • 下沼の枯れたハス群落内にホシハジロ、オオバン、オナガガモ、マガモが多く見られた。

  • 下沼北岸にアカガシラサギが見られた(先月から確認情報あり)。

  • カワセミの追いかけ合いが各所で見られた。

  • コガモ、オナガガモの求愛ディスプレイが各所で見られた。

  • 繁殖羽になったカンムリカイツブリが数個体見られた。

4.沼周辺の鳥の概況
  • ホオジロ、ヒバリのさえずりが聞かれた。

  • モズの♂がヒバリのさえずりをまねていた。

  • アオジ、アカハラ、ツグミの姿が樹上でよく見られた。

  • ムクドリがつがいで行動する姿が見られた。

  • 下沼最下流の水田(我孫子高校野球部グラウンド付近)で、ミヤマガラス30、コクマルガラス20羽ほどの群れが見られた。

カルガモのつがい

カルガモのつがい

芝生で餌を採るオナガガモ

芝生で餌を採るオナガガモ

芝生で餌を採るオオバン

芝生で餌を採るオオバン

キンクロハジロのメス

キンクロハジロのメス

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