鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2012年9月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 2012年9月13日 9:00〜12:00(天候)晴れ(風)北東風弱
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(齊籐安行)
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カイツブリ科 カイツブリ 11(17 14)
ウ科 カワウ 141(134 107)
サギ科 ゴイサギ 3(0 0)
ダイサギ 24(31 8)
チュウサギ 3(1 0)
コサギ 15(20 6)
アオサギ 12(11 5)
カモ科コブハクチョウ 15(21 33)
カルガモ 52(40 32)
タカ科 ミサゴ 1(0 0)
クイナ科 バン 1(0 0)
オオバン 7(10 7)
シギ科 イソシギ 1(2 1)
セイタカシギ 3(3 0)
カワセミ科 カワセミ 4(2 1)
ツバメ科 ツバメ 4(0 9)
カラス科 ハシボソガラス 1(17 3)
(家禽や外来種)
ドバト 1(8 0)
アヒル 2(3 0)
合計 301(320 228)
(注)今月出現種以外も含む合計のため( )内は上記各種個体数の合計にはなりません
以上、10科17種(飼育鳥と外来種除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
サギ科 ダイサギ、チュウサギ
キジ科 キジ
ハト科 キジバト
セキレイ科 ハクセキレイ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ウグイス科 セッカ
シジュウカラ科 ヤマガラ、シジュウカラ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(家禽や外来種) ドバト、エジプトガン、カルガモ×マガモ
以上、11科14種(飼育鳥、外来種、雑種を除く)

3.今月の水面の鳥の概況
  • 総個体数は301羽で、先月(8月:228羽)に比べ増加した。

  • 個体数が増加したおもな種類は、カワウ、ダイサギ、コサギ、カルガモであった。

  • ミサゴ、セイタカシギが下沼で見られた。

4.沼周辺の鳥の概況
  • モズの高鳴きが沼周辺の各所で聞かれた。

  • ヒバリやウグイスのさえずりは聞かれなかった。

  • 下沼北側の斜面林では、ヤマガラが複数見られた。

  • スズメの100羽単位の群れが沼周辺の各所でみられた。

5.その他の季節の生きものの状況
  • セミの仲間では、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの声が聞かれた。

  • カワラケツメイ、ツルマメ、クズ、クサギの花がよく目についた。

  • ショウジョウトンボ、チョウトンボ、ギンヤンマ、シオカラトンボが親水広場ミニ手賀沼に植栽され繁茂したガシャモク、ササバモ群落上を飛翔していた。

ガシャモクとカルガモ

ガシャモクとカルガモ

セイタカシギ

セイタカシギ

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