鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2017年11月の手賀沼水面区域鳥類センサス結果
調査日 2017年11月21日(火) 9:20〜12:20
天候:晴 風:北西並
調査者 村松・染谷 (上沼)、岩本・小田谷 (下沼)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
キジ科 キジ 1 (0 0)
カモ科 オカヨシガモ 6 (32 0)
ヒドリガモ 15 (26 22)
マガモ 133 (69 15)
カルガモ 149 (235 121)
ハシビロガモ 5 (1 1)
オナガガモ 114 (29 43)
トモエガモ 1 (1 0)
コガモ 208 (392 306)
ホシハジロ 8 (17 18)
キンクロハジロ 2 (2 2)
ミコアイサ 1 (2 0)
カイツブリ科カイツブリ 18 (11 15)
カンムリカイツブリ 132 (91 2)
ハジロカイツブリ 64 (29 132)
ウ科 カワウ 121 (105 134)
サギ科 アオサギ 8 (5 14)
ダイサギ 10 (3 10)
コサギ 17 (26 23)
クイナ科 オオバン 97 (152 29)
カモメ科 ユリカモメ 86 (73 73)
セグロカモメ 3 (1 1)
ニシセグロカモメ 1 (1 0)
クロハラアジサシ 1 (0 0)
ミサゴ科 ミサゴ 2 (4 4)
タカ科 トビ 1 (1 2)
カワセミ科 カワセミ 2 (14 3)
カラス科 ハシボソガラス 16 (8 3)
ハシブトガラス 1 (3 0)
セキレイ科 ハクセキレイ 3 (0 1)
(外来種など) コブハクチョウ 45 (31 26)
ドバト 1 (0 0)
以上 12科 30種 1226個体(外来種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
キジ科 キジ
ハト科 キジバト
クイナ科 クイナ、ヒクイナ
カワセミ科 カワセミ
キツツキ科 コゲラ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
ヒタキ科 ジョウビタキ、ツグミ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
アトリ科 カワラヒワ、シメ
ホオジロ科 ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン
外来種 ドバト
以上17科26種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥・沼周辺の鳥の概況
  • カモ類の個体数が増え、水鳥類の個体数は先月よりも増加した。オナガガモはまだ主要な群れが渡来していないようだ。。

  • カイツブリ類の個体数が多く、カンムリカイツブリが132個体、ハジロカイツブリが64個体記録された。ハジロカイツブリは下沼b5区で10羽ほどの群れが複数見られた。

  • 下沼で昨年に続きトモエガモが1個体観察された。

  • タヒバリ、カシラダカ、オオジュリンなどの冬鳥が増え、上空を移動する声も聞かれた。ツグミは少数が下りて来ているがまだ少ない。


1. 潜水を

1. 潜水を繰り返して魚の群れを追っていたハジロカイツブリの群れ。

2. ハス群落

2. ハス群落の中にできたナガエツルノゲイトウの浮島で休むアオサギ。

3. 手賀沼では

3. 手賀沼では渡り期に少数見られるだけになったハシビロガモ(左)とカルガモ。

4. 沼沿いのヨシ原

4. 沼沿いのヨシ原の中で多く見られたオオジュリン。

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