鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2017年5月の手賀沼水面区域鳥類センサス結果
調査日 2017年5月16日(火) 9:17〜12:14
天候:晴 風:南並
調査者 美濃・村松・染谷(上沼)、岩本・小田谷(下沼)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科 カルガモ 29 (36 86)
コガモ 9 (0 206)
カイツブリ科カイツブリ 20 (15 20)
ハト科 キジバト 1 (0 0)
ウ科 カワウ 84 (77 98)
サギ科 ヨシゴイ 1 (0 0)
アオサギ 9 (7 9)
ダイサギ 1 (0 3)
クイナ科 バン 2 (0 2)
オオバン 33 (20 55)
カモメ科 ユリカモメ 4 (0 81)
タカ科 トビ 1 (2 1)
サシバ 1 (0 0)
カワセミ科 カワセミ 5 (0 2)
カラス科 ハシボソガラス 1 (2 2)
ツバメ科 ツバメ 1 (1 3)
セキレイ科 セグロセキレイ 1 (0 0)
(外来種など) コブハクチョウ 40 (35 35)
アヒル 1 (3 1)
以上 12科 17種 203個体(外来種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
キジ科 キジ
カモ科 カルガモ
ハト科 キジバト
サギ科 ダイサギ
キツツキ科 コゲラ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス
ヨシキリ科 オオヨシキリ
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ
(外来種など) ドバト
以上 19科 20種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥の概況など
  • カモ類はほぼカルガモのみだったが、コガモが上沼で9羽記録された。ユリカモメも若い個体が計4個体記録された。ここ数年見られている居残りのカンムリカイツブリは確認されなかった。

  • オオバンのヒナが親が作った休み場の上で休息する様子が観察された。コブハクチョウのヒナをつれた家族が下沼の4カ所、上沼の1カ所で記録された。

  • オオヨシキリ、セッカの囀りが沼沿いのあちこちで良く聞かれた。シジュウカラ、スズメ、モズの巣立ちヒナを確認した。

  • サシバ1羽が沼の上空を飛ぶのが見られ、ヨシの中からヨシゴイの声が聞かれた。


1. オオバンの親(左下)

1. オオバンの親(左下)とヒナ(中央右)。ヒナは赤い綿羽が目立つ。

2. ヒナを連れて

2. ヒナを連れて移動するコブハクチョウのペア。前が雄。

3. 下沼を南岸から

3. 下沼を南岸から北岸に横切り、北上していったサシバ。昨年生まれの若い個体。

4. 雌親に餌をねだる

4. 雌親に餌をねだるモズの雄幼鳥。他に2羽の巣立ち幼鳥が周りにいた。

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