鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2017年10月の手賀沼水面区域鳥類センサス結果
調査日 2017年10月18日(水) 9:42〜12:28
天候:晴 風:北東並
調査者 村松・染谷 (上沼)、岩本・小田谷 (下沼)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科 ヨシガモ 8 (0 0)
ヒドリガモ 22 (1 1)
マガモ 15 (1 0)
カルガモ 121 (150 147)
ハシビロガモ 1 (24 0)
オナガガモ 43 (0 0)
コガモ 306 (159 68)
ホシハジロ 18 (0 0)
キンクロハジロ 2 (2 0)
スズガモ 4 (7 0)
カイツブリ科カイツブリ 15 (18 29)
カンムリカイツブリ 2 (0 0)
ウ科 カワウ 134 (145 123)
サギ科 ヨシゴイ 1 (1 0)
ゴイサギ 6 (5 2)
アオサギ 14 (6 10)
ダイサギ 10 (10 17)
チュウサギ 1 (2 0)
コサギ 23 (15 12)
クイナ科 バン  1 (3 0)
オオバン 29 (35 1)
シギ科 イソシギ 1 (1 1)
カモメ科 ユリカモメ 73 (6 1)
セグロカモメ 1 (0 0)
大型カモメ不明種 2 (0 0)
ミサゴ科 ミサゴ 4 (2 1)
タカ科 トビ 2 (4 0)
カワセミ科 カワセミ 3 (7 6)
カラス科 ハシボソガラス 3 (4 20)
セキレイ科 ハクセキレイ 1 (0 2)
(外来種など) コブハクチョウ 26 (26 36)
以上 12科 29種 866個体(外来種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
キジ科 キジ
ハト科 キジバト
タカ科 ノスリ
カワセミ科 カワセミ
キツツキ科 コゲラ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
ヒタキ科 ノビタキ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ、オオジュリン
外来種 ドバト
以上19科23種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥・沼周辺の鳥の概況
  • コガモを中心にカモ類の個体数が増え、水鳥類の個体数は増加した。オナガガモとマガモはまだ主要な群れが渡来していないようだ。

  • ヨシガモ、ホシハジロなど手賀沼で少数しか越冬しない種の群れが見られた。

  • 範囲外でヒヨドリ、ノスリの渡り、ノビタキなど秋の渡り途中の小鳥が観察された。ヨシゴイが1羽残っていた。

  • オオジュリン、タヒバリなどの冬鳥が観察された。手賀沼周辺での初認。ユリカモメは渡り途中と考えられる72羽の群れが上空を移動するのが観察された。


1. カワウ

1. カワウは冬から春に繁殖するものが多いので、もう白い生殖羽になっている。

2. 72羽の群れ

2. 72羽の群れで沼の上空を飛んでいたユリカモメ。

3. ヒメガマ

3. ヒメガマにとまるヨシゴイの幼鳥。

4. まだ数羽が

4. まだ数羽が沼沿いを飛んでいたツバメの幼鳥

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