鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2017年9月の手賀沼水面区域鳥類センサス結果
調査日 2017年9月20日(水) 9:17〜12:25
天候:くもり 風:北西弱
調査者 村松・染谷 (上沼)、岩本・小田谷 (下沼)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科 ヒドリガモ 1 (0 0)
カルガモ 147 (127 32)
シマアジ 1 (0 0)
コガモ 68 (15 0)
カイツブリ科カイツブリ 29 (24 15)
ウ科 カワウ 123 (127 140)
サギ科 ゴイサギ 2 (6 2)
アオサギ 10 (11 7)
ダイサギ 17 (7 2)
コサギ 12 (7 17)
クイナ科 オオバン 18 (19 9)
シギ科 アオアシシギ 1 (0 0)
イソシギ 1 (1 0)
小型シギ不明種 1 (1 0)
カモメ科 ユリカモメ 1 (0 1)
アジサシ 1 (0 0)
クロハラアジサシ 1 (0 0)
ミサゴ科 ミサゴ 1 (0 0)
カワセミ科 カワセミ 7 (7 1)
カラス科 ハシボソガラス 20 (1 8)
ツバメ科 ツバメ 8 (0 1)
セキレイ科 ハクセキレイ 2 (0 3)
(外来種など) コブハクチョウ 36 (24 27)
アヒル 1 (0 0)
以上 12科 21種 469個体(外来種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
ハト科 キジバト
サギ科 ダイサギ、チュウサギ、コサギ
タカ科 トビ
カワセミ科 カワセミ
キツツキ科 コゲラ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ツバメ科 ショウドウツバメ、ツバメ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ヨシキリ科 オオヨシキリ
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
ヒタキ科 ノビタキ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ
外来種 ドバト
以上18科23種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥・沼周辺の鳥の概況
  • 冬鳥のコガモが渡来し、留鳥のカルガモ・オオバン・カイツブリも個体数が増えた事から、前月に比べて水鳥類の個体数は増加した。

  • コガモに混じってシマアジ、カルガモに混じってヒドリガモが1羽ずつ観察された。クロハラアジサシ、アジサシ、アオアシシギ、小型シギ不明種(距離があって識別できなかったがトウネン?)など秋の渡り鳥の種数が多く確認できた。

  • 範囲外でもショウドウツバメやノビタキなど秋の渡り途中の小鳥が観察された。

  • あちこちでモズの高鳴きが聞かれた。♂の中には、他の鳥の声を真似する個体もいた(ヒバリ、オオヨシキリ、コムクドリなど)


1.  渡来した

1. 渡来したばかりのコガモの群れ。多くの♂はまだ生殖羽になっていない。

2.  ガマの中で

2. ガマの中で休んでいたゴイサギの幼鳥。

3.  刈り取り後

3. 刈り取り後の水田で採食していたダイサギ。

4.  沼沿いの木で

4. 沼沿いの木で高鳴き(なわばり宣言)をしていたモズの雄。

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