鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2018年1月の手賀沼水面区域鳥類センサス結果
調査日 2018年1月30日(火) 9:16〜12:00
天候:晴 風:北東並
調査者 村松・染谷 (上沼)、岩本・小田谷 (下沼)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科 オカヨシガモ 8 (9 16)
ヒドリガモ 156 (203 128)
マガモ 395 (775 294)
カルガモ 113 (584 119)
オナガガモ 202 (358 3098)
トモエガモ 46 (0 1)
コガモ 119 (711 424)
ホシハジロ 96 (30 9)
ミコアイサ 9 (6 5)
カイツブリ科カイツブリ 40 (60 40)
カンムリカイツブリ 26 (32 72)
ハジロカイツブリ 5 (2 11)
ウ科 カワウ 11 (79 109)
サギ科 アオサギ 29 (9 22)
ダイサギ 6 (4 8)
コサギ 4 (25 13)
クイナ科 バン 4 (2 2)
オオバン 147 (133 164)
カモメ科 ユリカモメ 103 (189 98)
セグロカモメ 4 (2 3)
ニシセグロカモメ 2 (1 1)
ミサゴ科 ミサゴ 2 (0 3)
タカ科 トビ 1 (4 0)
チュウヒ 2 (0 2)
ノスリ 1 (1 0)
カワセミ科 カワセミ 8 (6 6)
ハヤブサ科 ハヤブサ 1 (2 0)
カラス科 ハシボソガラス 6 (4 15)
セキレイ科 セグロセキレイ 1 (0 1)
(外来種など) コブハクチョウ 72 (83 61)
以上 12科 29種 1567個体(外来種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
ハト科 キジバト
クイナ科 クイナ、ヒクイナ
タカ科 トビ
キツツキ科 アリスイ、コゲラ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒバリ科 ヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス
エナガ科 エナガ
メジロ科 メジロ
ムクドリ科 ムクドリ
ヒタキ科 ツグミ、ジョウビタキ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン
外来種 ドバト
以上18科27種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥・沼周辺の鳥の概況
  • 前回の調査で見られたオナガガモの大群は渡去し、水鳥全体の個体数も例年並みになった。岸沿いが結氷しているせいか、ヨシ原で休息するコガモの個体数が少なかった。 マガモとヒドリガモは個体数が増加し、下沼で大きな群れが見られた。

  • 下沼で年末から断続的に確認されているトモエガモの46羽の群れが見られた。これほど大きな群れが見られるのは2002年以来。

  • カワウの個体数が通常時よりもかなり少なかった。別の場所に採食に出かけていたのかもしれない。

  • 沼沿いの農地や草地では、ツグミ、オオジュリン、カシラダカが多く見られた。カシラダカの個体数は今期はやや多めのようだ。


1. ハスの群落

1. ハスの群落に下りるオナガガモの群れ。

2. 下沼で

2. 下沼で8羽が見られたミコアイサ。パンダ模様になるのは,(♂)の成鳥だけ。

3. 下沼の水面

3. 下沼の水面から飛び立ったトモエガモの群れの一部(5羽)とマガモ。

4. 結氷した沼

4. 結氷した沼の岸のヒメガマ群落で、氷の上を歩くヒドリガモ♂幼鳥。

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