鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2017年8月の手賀沼水面区域鳥類センサス結果
調査日 2017年8月23日(水) 9:15〜11:45
天候:晴 風:北西弱
調査者 美濃・村松 (上沼)、岩本・小田谷 (下沼)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
キジ科 キジ 1 (0 0)
カモ科 カルガモ 32 (37 16)
カイツブリ科カイツブリ 15 (17 12)
ウ科 カワウ 140 (94 100)
サギ科 ゴイサギ 2 (0 0)
アオサギ 7 (8 5)
ダイサギ 2 (3 0)
チュウサギ 1 (2 0)
コサギ 17 (11 1)
クイナ科 バン  2 (0 0)
オオバン 9 (9 17)
カモメ科 ユリカモメ 1 (0 1)
タカ科 トビ 2 (1 1)
カワセミ科 カワセミ 1 (2 3)
カラス科 ハシボソガラス 8 (3 1)
ツバメ科 ツバメ 1 (2 2)
セキレイ科 ハクセキレイ 3 (0 0)
(外来種など) コブハクチョウ 27 (20 25)
以上 12科 17種 244個体(外来種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
ハト科 キジバト
サギ科 ダイサギ、チュウサギ
タカ科 トビ
キツツキ科 コゲラ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ツバメ科 ツバメ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ヨシキリ科 オオヨシキリ
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ
以上16科 18種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥・沼周辺の鳥の概況
  • 繁殖期が終わりオオバン、カイツブリの独立した幼鳥が見られた。ヨシやハスが成長し水面に見えない部分が増えているため個体数は少なめ。

  • 前月に比べてサギ類の個体数が少し増えた。手賀沼周辺では繁殖していないので、繁殖後に分散してきた個体と思われる。

  • ユリカモメの越夏個体が引き続き観察された。

  • オオヨシキリのさえずりは聞かれなかったが、セッカやホオジロはまださえずっている個体がいた。上沼でモズの高鳴きが聞かれた。


1. 風切羽を

1. 風切羽を換羽しているカルガモの成鳥。一度に脱落するので一時的に飛べない。

2. 潜水を

2. 潜水を繰り返して魚を追いかけるカワウの群れ。

3. 人工島の杭

3. 人工島の杭にとまって魚を狙うコサギの成鳥。背に飾り羽が残っている。

4. 沼沿いの木で

4. 沼沿いの木でさえずっていたホオジロの雄。

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