鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2017年4月の手賀沼水面区域鳥類センサス結果
調査日 2017年4月18日(火) 9:16〜12:20
天候:晴 風:南並
調査者 村松・染谷(上沼)、小田谷・美濃 ・岩本(下沼)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科 オカヨシガモ 2 (0  8)
カルガモ 86 (108 54)
コガモ 206 (44 179)
ホシハジロ 1 (2 14)
カイツブリ科カイツブリ 20 (18 23)
カンムリカイツブリ 7 (8 28)
ウ科 カワウ 98 (92 82)
サギ科 アオサギ 9 (11 12)
ダイサギ 3 (1 4)
コサギ 3 (5 6)
クイナ科 クイナ 2 (0 0)
ヒクイナ 1 (0 0)
バン 2 (2 6)
オオバン 55 (48 136)
カモメ科 ユリカモメ 81 (33 47)
カモメ  3 (1 1)
セグロカモメ  10 (36 4)
ニシセグロカモメ 1 (0 1)
大型カモメ類不明種  33 (0 0)
ミサゴ科 ミサゴ  2 (0 0)
タカ科 トビ 1 (1 1)
カワセミ科 カワセミ 2 (2 6)
ハヤブサ科 ハヤブサ  1 (0 0)
カラス科 ハシボソガラス 2 (1 1)
ツバメ科 ツバメ  3 (11 0)
(外来種など) コブハクチョウ 35 (28 52)
アヒル 1 (0 5)
以上 12科 24種 634個体(外来種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
キジ科 キジ
ハト科 キジバト
サギ科 アオサギ、ダイサギ、チュウサギ
クイナ科 クイナ、バン
チドリ科 コチドリ
タカ科 トビ
カワセミ科 カワセミ
キツツキ科 コゲラ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス
メジロ科 メジロ
ヨシキリ科 オオヨシキリ
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ、コムクドリ
ツグミ科 ツグミ、大型ツグミ類不明種
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
アトリ科 カワラヒワ、シメ
ホオジロ科 ホオジロ、アオジ、オオジュリン
(外来種など) ドバト
以上 24科 34種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥の概況など
  • カモ類はオカヨシガモとホシハジロが少数観察されたのみで、ほとんどがコガモとカルガモをとなり、カンムリカイツブリは数羽が見られるのみだった。セグロカモメ類の大きな群れが下沼に入っていた。

  • コブハクチョウは概ねどの巣でも抱卵に入っていた。翌19日に行われたオオバン調査では、上沼の1カ所の巣でヒナの孵化が確認された。

  • オオジュリン、アオジ、ツグミなどの冬鳥が少数見られた。オオジュリンは雌のみ。アオジは1カ所でぐぜりが聞かれた。

  • ヨシ原の中からクイナとヒクイナの声が聞かれた。

  • 下沼のフィッシングセンター前でオオヨシキリが1羽観察された。今期の手賀沼周辺における初認。


1.  人工植生帯の周りで

1. 人工植生帯の周りで休息している個体が多く見られたコガモ。

2. 抱卵していた

2. 抱卵していたコブハクチョウ。上沼と下沼でそれぞれ5巣が確認された。

3. 下沼の解放水面

3. 下沼の解放水面に浮いて休んでいたカモメ類の群れ。春の北上途中と思われる。

4. ゲンゴロウブナを

4. ゲンゴロウブナを捕って杭の上で食べるミサゴ。カモメ類に追われていた。

手賀沼鳥情報