鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2014年10月の手賀沼水面区域の鳥類センサス結果
調査日 2014年10月16日 9:15〜12:30 天候:晴れ 風:北西並
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(小田谷嘉弥)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科ヒドリガモ 2 (0 0)
マガモ 21 (41 1)
カルガモ 131 (88 128)
オナガガモ 28 (45 1)
コガモ 449 (45 4)
カイツブリ科 カイツブリ 12 (20 24)
カンムリカイツブリ 6 (1 0)
ハジロカイツブリ 9 (0 0)
ウ科 カワウ 155 (135 175)
サギ科 ゴイサギ 1 (1 3)
アオサギ 26 (2 9)
ダイサギ 7 (3 9)
コサギ 8 (6 9)
クイナ科 オオバン 35 (21 14)
カモメ科 ユリカモメ 1 (0 0)
セグロカモメ 2 (3 0)
ニシセグロカモメ 1 (0 0)
クロハラアジサシ 1 (0 2)
ミサゴ科 ミサゴ 1 (1 0)
カワセミ科 カワセミ 5 (2 2)
カラス科 ハシボソガラス 3 (14 3)
ハシブトガラス 4 (4 4)
(外来種など) コブハクチョウ 31 (20 34)
アヒル 4 (5 4)
バリケン 2 (2 0)
以上、9科22種、908個体(外来種などを除く)

2.調査範囲外でみられたその他の鳥
キジ科 キジ
ハト科 キジバト
サギ科 チュウサギ, コサギ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス, ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒバリ科 ヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ムクドリ科 ムクドリ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ, セグロセキレイ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ,オオジュリン
( 外来種など ) ドバト
以上、13科18種(外来種などを除く)

3.今月の水面の鳥と沼周辺の鳥の概況
  • コガモの個体数が増加し、上沼で154羽、下沼で295羽がカウントされた。オナガガモ、マガモも先月に比べて個体数が増えた。カイツブリ類2種、セグロカモメ、ユリカモメ、オオジュリン等は今期初認。

  • 沼の水位は台風の影響もあって高めで、市民農園前などでは干潟が露出していなかった。

  • あちこちでモズの高鳴きが聞かれた。我孫子高校グラウンド近くで観察したオスは、観察した5分ほどの間に、アオジ→コヨシキリ→トビ→ホトトギス→ツバメ→ヒバリ→シジュウカラ→ウグイスの鳴き真似をした。ホオジロも秋のさえずりが聞かれた。

  • 9月に続いて、下沼でクロハラアジサシの今年生まれの若鳥が1羽観察された。


1. コガモの大きな群れが

1. コガモの大きな群れがいくつも水面で休息していた。

2. 今期初認となったカンムリカイツブリ

2. 今期初認となったカンムリカイツブリ。まだ頭部に夏羽を残していた。

3. ミニ手賀沼にいたコブハクチョウの家族。

3. ミニ手賀沼にいたコブハクチョウの家族。今年生まれの幼鳥はまだ親と一緒に行動していた。

4. あちこちで高鳴きや鳴きまね

4. あちこちで高鳴きや鳴きまねが聞かれたモズ。冬はオスとメスが別々になわばりを作る。

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