鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2014年7月の手賀沼水面区域の鳥類センサス結果
調査日 2014年7月16日 9:35〜12:10 天候:晴れ 風:南東並
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(小田谷嘉弥)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科カルガモ 39 (59 7)
カイツブリ科 カイツブリ 19 (20 19)
ウ科 カワウ 96 (104 95)
サギ科 アオサギ 4 (2 6)
ダイサギ 1 (1 0)
コサギ 3 (1 0)
クイナ科 オオバン 3 (7 13)
タカ科 トビ 2 (0 0)
カワセミ科 カワセミ 1 (3 2)
カラス科 ハシボソガラス 1 (1 1)
ツバメ科 ツバメ 2 (14 2)
(外来種など) コブハクチョウ 29 (21 25)
アヒル 4 (0 1)
以上、9科11種、171個体(外来種などを除く)

2.調査範囲外でみられたその他の鳥
キジ科 キジ
サギ科 ダイサギ,チュウサギ
チドリ科 コチドリ
キツツキ科 コゲラ
カラス科 ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ツバメ科 ツバメ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス
ヨシキリ科 オオヨシキリ
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ
外来種など コジュケイ
ドバト
以上、16科17種(外来種などを除く)

3.今月の水面の鳥と沼周辺の鳥の概況
  • カルガモ・コブハクチョウは大きくなったヒナを連れていた。まだヒナの風切は生えそろっていなかった。ヒナのいないコブハクチョウのつがいは風切の換羽を始めているものがいた。

  • カイツブリは2回目の繁殖を始めたようで、小さいヒナを連れた姿が観察された。

  • カワウの個体数は100羽前後で安定しているようだ。今年産まれの幼鳥も見られた。

  • ホオジロ、ウグイス、オオヨシキリ、コジュケイのさえずりが聞かれたが、オオヨシキリは最盛期に比べて鳴いている個体数が少なく、下沼南岸では5個体ほどだった。アシ原から水田に向かって餌取りに飛んでいく姿が観察された。


1. 親と同じくらいに大きくなったヒナを連れていた

1. 親と同じくらいに大きくなったヒナを連れていたカルガモのメス(先頭)。

2. 水路で採食していたコブハクチョウの家族。

2. 水路で採食していたコブハクチョウの家族。

3. 親鳥に餌をねだるカワラヒワの幼鳥(左2羽)。

3. 親鳥に餌をねだるカワラヒワの幼鳥(左2羽)。

4. 遊歩道沿いでさえずっていた

4. 遊歩道沿いでさえずっていたホオジロのオス。尾羽が抜けていた。

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