鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2015年8月の手賀沼水面区域の鳥類センサス結果
調査日 2015年8月13日 9:10〜11:45
天候:曇り.... 風:南東風並
調査者 上沼(村松和行,染谷実紀)、下沼(齊藤安行)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科カルガモ 61 (38 23)
カイツブリ科 カイツブリ 12 (37 11)
ウ科 カワウ 116 (110 95)
サギ科 アオサギ 1 (5 2)
ダイサギ 10 (7 1)
チュウサギ 1 (1 0)
コサギ 11 (5 1)
クイナ科 オオバン 7 (11 5)
ツバメ科 ツバメ 7 (0 0)
(外来種など) コブハクチョウ 29 (36 43)
アヒル 3 (2 1)
合計 258 (263 187)
以上、6科9種226個体(外来種や不明種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
ハト科 キジバト
ウ科 カワウ
サギ科 ダイサギ、チュウサギ、コサギ
タカ科 サシバ
カラス科 ハシボソガラス,ハシブトガラス
シジュウカラ科  シジュウカラ
ツバメ科 ツバメ
ウグイス科 ウグイス
ヨシキリ科 オオヨシキリ
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
スズメ科 スズメ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ
( 外来種など ) ドバト
以上、14科17種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥の概況
  • 沼内では、先月よりもカルガモ(23→61)、カワウ(95→116)の個体数が増加した。

  • コブハクチョウ、カイツブリは家族群がみられた。

  • オオヨシキリのさえずりは聞かれなかったが、地鳴きは2カ所で聞かれた。

  • 水田には、チュウサギの群れが見られた。

  • サシバが上空高く帆翔し、東方へ飛去した。

  • 調査時に手賀沼公園の水辺でアオアシシギ1羽を見たという情報を得た。



4.鳥類以外の概況
  • チョウトンボ、ウスバキトンボが沼周辺で目立った。

  • アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの声が遊歩道沿いで多数聞かれた。

  • キンヒバリ、エンマコオロギ、ハラオカメコオロギの声が沼縁の遊歩道沿いで聞かれた。


 1. カルガモの群れ

1. カルガモの群れ(幼鳥はほとんど成鳥と同じ羽色になっていた)

2. カワウの群れ

2. カワウの群れ

3. 水田に群れるチュウサギ

3. 水田に群れるチュウサギ

4. 上空を帆翔するサシバ

4. 上空を帆翔するサシバ

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