鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報   

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我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2010年6月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 6月17日 9:00〜12:00
調査者 上沼(村松和行)、下沼(齊籐安行)
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カイツブリ科 カイツブリ 24(13 13)
ウ科 カワウ 77(68 126)
サギ科 ダイサギ 5(0 2)
コサギ 1(1 1)
カモ科コブハクチョウ 28(37 27)
マガモ 1(0 0)
カルガモ 11(10 11)
クイナ科 オオバン 10(5 21)
カモメ科 コアジサシ 1(16 8)
カワセミ科 カワセミ 3(4 1)
ツバメ科 ツバメ 8(0 22)
合計 169(160 289)
以上、8科11種。

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
カイツブリ科 カイツブリ
サギ科 ダイサギ、チュウサギ、アオサギ
タカ科 トビ
キジ科 キジ
ハト科 キジバト
カッコウ科 ホトトギス
キツツキ科 コゲラ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
セキレイ科 ハクセキレイ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス、オオヨシキリ、セッカ
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(家禽や外来種) ドバト、アヒル、エジプトガン
以上、18科26種。

3.今月水面の鳥の概況
  • 調査範囲外で確認した鳥類も含めると、全体では23科31種確認された。

  • 例年5月と6月は、手賀沼水面で観察できる鳥の種数、個体数が最も少ない時期であり、総個体数は169羽であった(先月5月は160羽)。

  • 沼の水位は高く、染井入落河口部には洲は出ていない。

  • コブハクチョウが少なくとも7番みられた。

  • 先月(5月)に比べてコアジサシが少なく、1羽しか観察できなかった。

  • カワセミの幼鳥が見られた。

  • マガモの成鳥オスが飛翔していた。

  • 水田の一画では、ダイサギとアオサギが同じ田んぼの中で採餌していた。

  • 手賀沼公園方面からホトトギスの声が聞こえていた。

4.その他
  • カイツブリ、コブハクチョウ、オオバン、カワセミ、スズメ、ムクドリ、シジュウカラの、ヒナ連れの家族が見られた。

  • キンヒバリがヨシ原各所で鳴いていたほか、タンボコオロギやシバスズの声も周辺で聞かれた。

  • ウチワヤンマやコシアキトンボが水面近くで、周辺ではシオカラトンボ、ナツアカネが見られた。

  • マテバシイ、トウネズミモチ、ヒメコウゾの花が見られた。ビヨウヤナギ、キンシバイ、アジサイなど植栽された植物の花も目立った。

  • ウシガエルとトウキョウダルマガエルの声が手賀沼周辺全域でよく聞かれた。

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