鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報   

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我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2010年5月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 5月11日 9:00〜12:00
調査者 上沼(村松和行)、下沼(齊籐安行)
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カイツブリ科 カイツブリ 13(16 23)
ウ科 カワウ 126(70 106)
サギ科 ダイサギ 2(0 0)
コサギ 1(0 6)
アオサギ 21(6 6)
カモ科コブハクチョウ 27(16 17)
カルガモ 11(14 66)
コガモ 17(0 49)
クイナ科 バン 2(1 2)
オオバン 21(13 26)
カモメ科 セグロカモメ 1(0 25)
コアジサシ 8(12 0)
カモメ属sp 1(0 0)
カワセミ科 カワセミ 1(1 1)
ツバメ科 ツバメ 22(3 85)
セキレイ科 ハクセキレイ 1(0 0)
カラス科 ハシボソガラス 1(0 2)
ハシブトガラス 1(0 0)
(家禽や外来種)
ドバト 4(2 24)、バリケン 2(6 7)、アヒル 5(7 6)、
シナガチョウ 1(1 1)
総個体数 289(168 457)
以上、10科17種

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
カモ科 カルガモ
キジ科 キジ
ハト科 キジバト
カワセミ科 カワセミ
キツツキ科 コゲラ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
セキレイ科 セグロセキレイ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス、オオヨシキリ、セッカ
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(家禽や外来種) ドバト、アヒル
以上。16科19種。

3.今月水面の鳥の概況
  • 調査範囲外も含め21科31種の鳥類を確認した。

  • 冬鳥はコガモとセグロカモメのみとなり、総個体数は先月より減少した(先月:457羽→今月:289羽)。

  • 夏鳥のコアジサシの姿が見られた。

  • 6羽のヒナを連れたコブハクチョウ(鳥の博物館前)を確認したほか、抱卵中のものを3箇所(上沼南岸1箇所、下沼北岸2箇所)で確認した。

  • おもにヒメガマの群落が沼内に張り出した場所で、オオバンのなわばり行動や番での行動、抱卵中の個体に巣材を運ぶ繁殖行動が見られた。

4.その他
  • 夏鳥のオオヨシキリのさえずりが聞かれた。

  • 下沼の周辺の水田では田植えがほぼ終わり、シュレーゲルアオガエルの声がよく聞かれた。

  • 遊歩道沿いのツツジが満開、沼内外のミズキの花が目立った。

  • ヨシ原のヨシ、マコモ、ヒメガマの葉が伸び始め、ヨシ原の見通しがきかなく、抱卵中のオオバンの巣も見つかりづらくなってきた。

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