鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2016年9月の手賀沼水面区域鳥類センサス結果
調査日 2016年9月15日 9:15〜12:40
天候:曇り 風:南東弱
調査者 村松 和行・染谷 実紀(上沼)、小田谷 嘉弥・美濃 亜理彩(下沼)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科 カルガモ 127 (85 32)
コガモ 15 (0 0)
カイツブリ科カイツブリ 24 (8 17)
カンムリカイツブリ 1 (0 0)
ウ科 カワウ 127 (153 94)
サギ科 ゴイサギ 6 (7 0)
アマサギ 1 (0 3)
アオサギ 11 (4 8)
ダイサギ 7 (8 3)
チュウサギ 2 (0 2)
コサギ 7 (24 11)
サギ科不明種 1
クイナ科 オオバン 19 (24 9)
シギ科 イソシギ 1 (0 0)
タカ科 トビ 3 (2 1)
カワセミ科 カワセミ 7 (2 2)
モズ科 モズ 2 (0 0)
カラス科 ハシボソガラス 1 (7 3)
(外来種など) コブハクチョウ 24 (40 20)
アヒル 1 (2 0)
合計 387 (359 214)
以上 10科 17種 362個体(外来種や不明種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
カモ科 マガモ
ハト科 キジバト
サギ科 ゴイサギ、アマサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ
ワシ科 トビ、
ハヤブサ科 チョウゲンボウ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ、ショウドウツバメ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ヨシキリ科 オオヨシキリ
セッカ科 セッカ
ムクドリ科 ムクドリ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ
( 外来種など ) コブハクチョウ、ドバト
以上 17科 24種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥の概況など
  • 冬鳥のカモ類では、コガモが見られたほか、範囲外の染井入落の水路でマガモが観察された。また、下沼でカンムリカイツブリが1羽見られた。通常渡来期間は10月下旬から11月上旬なので、例年より早い渡来である。

  • モズの高鳴きが各地で聞こえるようになった。

  • カワウが集団で魚を追い込みながら採餌していた。

  • 下沼の我孫子高校グラウンド付近で飛びまわるツバメの群れにショウドウツバメが混じっていた。


1. 群れで飛び回ってい

1. 群れで飛び回っていたコガモ。冬鳥のカモの仲間では最も早く手賀沼に渡ってくる。

2. 額板(がくばん)におでき

2. 額板(がくばん)におできのようなものがあったオオバン。

3. 風切羽を一度に換羽

3. 風切羽を一度に換羽し、飛べない状態のカルガモ。

4. 網の上に止まるサギ類。

4. 網の上に止まるサギ類。左からコサギ、アマサギ、ゴイサギの幼鳥(2羽)。

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