鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2016年6月の手賀沼水面区域鳥類センサス結果
調査日 2016年6月15日 9:30〜12:15
天候:曇り 風:北東風並
調査者 村松 和行,染谷 実紀(上沼)、小田谷 嘉弥、美濃 亜理彩(下沼)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科 カルガモ 20 (11 36)
カイツブリ科カイツブリ 15 (14 15)
カンムリカイツブリ 2 (0 3)
ウ科 カワウ 71 (97 77)
サギ科 ヨシゴイ 1 (0 0)
ゴイサギ 1 (0 1)
アオサギ 15 (5 7)
クイナ科 オオバン 7 (16 20)
タカ科 トビ 1 (1 2)
カワセミ科 カワセミ 10(2 0)
ツバメ科 ツバメ 8 (8 1)
(外来種など) コブハクチョウ 23 (40 35)
アヒル 2 (2 3)
合計 176 (244 206)
以上 8科 11種 151個体(外来種や不明種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
キジ科 キジ
サギ科 チュウサギ
チドリ科 コチドリ
タカ科 トビ
キツツキ科 コゲラ
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス,オオヨシキリ
ムクドリ科 ムクドリ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ
( 外来種など ) ドバト
以上、  17科 20種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥の概況など
  • コブハクチョウやカイツブリで幼鳥と共に行動している姿が見られ、各所で水鳥の子育てしている様子が見られた。

  • 沼周辺の灌木でホオジロ、ヨシ原ではオオヨシキリがさえずっていた。

  • コブハクチョウ、オオヨシキリで他の個体を追いかけて、なわばりから排除しようとする行動が見られた。

  • 手賀沼では主に冬鳥であるカンムリカイツブリが5月に続いて2羽確認された。6月に見られるのはごく稀。婚姻色ではなかったことから繁殖している可能性は低いとみられる。

  • ヨシゴイやチュウサギといったサギ科の夏鳥も確認することができた。


1. 人工物の上で休息するカワウ

1. 人工物の上で休息するカワウの成鳥(左)と幼鳥(右)。

 2. 2回目の繁殖に向けて

2. 2回目の繁殖に向けてさえずるホオジロ。

3. 獲物の魚を

3. 獲物の魚を持って水田から飛び立ったトビ。

4. 羽毛を広げて

4. 羽毛を広げて他の個体(右)をなわばりから排除しようとするコブハクチョウ(左)。

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