鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2016年3月の手賀沼水面区域の鳥類センサス結果
調査日 2016年3月16日 9:17〜12:55
天候:晴れ 風:無し 
調査者 村松和行,染谷実紀(上沼)、齊藤安行(下沼)
鳥類目録第7版に準拠して出現種をまとめます。
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カモ科 オカヨシガモ 23 (24 8)
ヒドリガモ 100 (0 20)
マガモ 48 (10 95)
カルガモ 90 (93 48)
オナガガモ 7 (42 65)
コガモ 174 (196 40)
ホシハジロ 4 (0 9)
カイツブリ科カイツブリ 19 (34 25)
カンムリカイツブリ 30 (18 23)
ウ科 カワウ 105 (128 78)
サギ科 アオサギ 7 (8 14)
ダイサギ 6 (6 5)
チュウサギ 1 (0 0)
コサギ 7 (15 6)
クイナ科 バン 3 (2 4)
オオバン 165 (107 107)
シギ科 イソシギ 1 (0 0)
カモメ科 ユリカモメ 29 (22 46)
セグロカモメ 19 (2 3)
ミサゴ科 ミサゴ 1 (1 0)
カワセミ科 カワセミ 4 (2 5)
カラス科 ハシボソガラス 5 (2 5)
セキレイ科 ハクセキレイ 1 (0 1)
(外来種など) コブハクチョウ 44 (50 42)
アヒル 3 (4 4)
バリケン 1 (0 1)
合計 897 (1,398 1,224)
以上、11科23種849個体(外来種や不明種を除く)

2.調査範囲外でみられた鳥
カモ科 カルガモ
ハト科 キジバト
サギ科 コサギ
クイナ科 クイナ、バン、オオバン
モズ科 モズ
カラス科 ハシボソガラス,ハシブトガラス
シジュウカラ科  シジュウカラ
ヒバリ科 ヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス
エナガ科 エナガ
ムクドリ科 ムクドリ
ツグミ科 ツグミ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ
アトリ科 カワラヒワ
ホオジロ科 ホオジロ、アオジ、オオジュリン
( 外来種など ) ドバト
以上、17科23種(外来種や飼育鳥を除く)

3.今月の水面の鳥の概況など
  • 南方からの冬鳥が通過しているためか先月減少した総個体数が再びやや増加した(1,224羽→673羽→897羽)。特にコガモ(275羽→40羽→174羽)およびヒドリガモ(8羽→20羽→100羽)の増減を反映していた。

  • 上沼でチュウサギが見られた。今年は、手賀沼で越冬中のチュウサギがしばしば観察されている。

  • カンムリカイツブリの約半数が繁殖羽の羽装になっていた。

  • セグロカモメが先月より増加し19羽見られた。


1. 繁殖羽のカンムリカイツブリ

1. 繁殖羽のカンムリカイツブリ

2. 巣材の枯れ草を引き寄せるコブハクチョウ

2. 巣材の枯れ草を引き寄せるコブハクチョウ

3. 左右対称に初列風切を換羽中のミサゴ

3. 左右対称に初列風切を換羽中のミサゴ

4. 繁殖羽に変わりつつあるオオジュリンのオス

4. 繁殖羽に変わりつつあるオオジュリンのオス

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