鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報   

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我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1.2009年9月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 2009年9月15日 9:00〜12:00
調査者 上沼(村松和行)、下沼(齊籐安行)
カイツブリ科 カイツブリ 30
ウ科 カワウ 141
サギ科 アマサギ 9
ダイサギ 11
チュウサギ 15
コサギ 21
アオサギ 12
カモ科コブハクチョウ 51
マガモ 2
カルガモ 103
コガモ 5
オナガガモ 2
スズガモ 4
クイナ科 バン 2
オオバン 20
シギ科 イソシギ 1
セイタカシギ科 セイタカシギ 3
カモメ科 アジサシ 7
カワセミ科 カワセミ 6
カラス科 ハシボソガラス 2
ハシブトガラス 2
(家禽または外来鳥)
バリケン 4、アヒル 5、シナガチョウ 1、マガモ×カルガモ 2
総個体数 461羽

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
サギ科 アマサギ、チュウサギ
キジ科 キジ、
ハト科 キジバト
カワセミ科 カワセミ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ウグイス科 オオヨシキリ、セッカ
シジュウカラ科 シジュウカラ
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(外来種や飼育鳥) ドバト

3.今月水面の鳥の概況
  • 冬鳥のカモ類のオナガガモ、コガモ、スズガモが見られた。

  • 旅鳥のアジサシが確認できた。

  • コブハクチョウは、家族群のほかに放浪群と思われる群れが手賀大橋付近で見られた。

  • アマサギやチュウサギが水面の杭上で休息していた。(水面の杭上は、ダイサギやコサギが多く、水田に多いこれらの種が見られるのは、渡りのこの時期にほぼ限られる。)

  • 沼水面の水位が下がり、下沼染井入落の河口部に干潟が出現し始めた。ここにイソシギが見られた。

  • セイタカシギ3羽が、湖北集水路左岸のヒメガマ群落の沼縁で休息していた。

4.調査範囲外の鳥について
  • ヒバリのさえずりは聞かれなかった。

  • モズが沼周辺の各所で高鳴きしていた。

  • 沼周辺の水田の稲刈りが9割方終了し、アマサギやチュウサギが群れていた。

  • ムクドリの群れが、湖北集水路近くの水田脇の電線上に群れていた。

  • スズメの群れがヨシ原の各所で見られた。

  • シジュウカラのさえずりが聞かれた。

  • シジュウカラの幼鳥が見られた。

  • カワセミの幼鳥も数カ所で確認できた。

5.その他の生き物情報
  • アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの声が聞かれた。

  • エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、オカメコオロギ、ミツカドコオロギ、タンボコオロギ、シバスズ、マダラスズ、アオマツムシ、ウスイロササキリの声がヨシ原とその周辺から聞こえた。

  • マメ科の植物の花が目についた(ツルマメ、カワラケツメイ、ヤハズソウ、アレチヌスビトハギなど)。

  • ハス群落では、ハスの葉が枯れ始めていた。

  • 遊歩道沿いのサクラの樹では、モンクロシャチホコとヒロヘリアオイラガの幼虫が多数見られた。

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