鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報   

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我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1.2009年6月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 6月15日(月) 
調査者 上沼(村松和行)、下沼(齊籐安行)
カイツブリ科 カイツブリ 13
ウ科 カワウ 68
サギ科 コサギ 1
アオサギ 4
カモ科コブハクチョウ 37
カルガモ 10
クイナ科 オオバン 5
カモメ科 コアジサシ 16
カワセミ科 カワセミ 4
(家禽や外来種)
バリケン 1, アヒル 1
総個体数 160羽

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
ウ科 カワウ
サギ科 ゴイサギ、アマサギ
カモ科 カルガモ
キジ科 キジ、コジュケイ
カッコウ科 ホトトギス
カワセミ科 カワセミ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
セキレイ科 ハクセキレイ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス、オオヨシキリ、セッカ
シジュウカラ科 シジュウカラ
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
(家禽や外来種) ドバト

3.今月水面の鳥の概況
  • 水面の調査区域全域で観察された9種160羽(家禽除く)であり、冬期の最大個体数の10%未満であった。

  • 水域を採餌場所あるいは休息塒として利用しているカワウが全個体数の約40%と最優占種となっていた。

  • 次いで優占順位は、コブハクチョウ(約20%)、コアジサシ(10%)、カイツブリ(8%)、カルガモ(6%)となっていた。オオバンは3%と少なく、ほとんどが抽水植物群落(ヨシ原)内で繁殖活動に入っているものと思われる。

  • コブハクチョウは、上沼で3家族、下沼で3家族、合計6家族確認できた。ヒナの生育ステージは、孵化後10日前後のものから1ヶ月前後のものまでさまざまであった。ヒナの数は、2羽が1家族、3羽が1家族、4羽が2家族、5羽が2家族で、全体では23羽であった。

  • カワセミの幼鳥が、ハス群落内の杭の上に数羽観察できた。

  • コアジサシは下沼に多く見られた。

4.その他の生き物情報
  • 手賀沼周囲のヨシ原や水田周辺各所でオオヨシキリ、セッカ、ヒバリのさえずりが聞こえた。

  • 下沼周辺の斜面林からは、コジュケイ、ウグイス、ホトトギスの声が聞かれた。

  • アカメガシワ、トサミズキ、ネズミモチ、ナンテンなどの樹木の花が目立った。

  • 水辺では、コシアキトンボ、ウチワヤンマ、コフキトンボ、ノシメトンボが見られた。

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