鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報   

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我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。 鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1.2009年2月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 2月13日(金)午前 天候:曇り、風:無風
調査者 村松和行(上沼)、齊藤安行(下沼)
カイツブリ科 カイツブリ 56
ハジロカイツブリ 7
カンムリカイツブリ 79
ウ科 カワウ 65
サギ科 ダイサギ 12
コサギ 19
アオサギ 15
カモ科コブハクチョウ 30
マガモ 22
カルガモ 295
コガモ 413
オカヨシガモ 10
ヒドリガモ 44
オナガガモ 252
ハシビロガモ 2
ホシハジロ 15
キンクロハジロ 1
ミコアイサ 27
タカ科 ミサゴ 2
クイナ科 バン 1
オオバン 133
シギ科 イソシギ 1
カモメ科 ユリカモメ 1
セグロカモメ 16
カワセミ科 カワセミ 6
セキレイ科 ハクセキレイ 2
セグロセキレイ 1
ホオジロ科 アオジ 2
カラス科 ハシボソガラス 1
ハシブトガラス 1
(外来種や飼育鳥)
ドバト 49、バリケン 7、アヒル 11、シナガチョウ 1
総個体数  1,599羽

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
カモ科 カルガモ
キジ科 キジ
クイナ科 クイナ, バン
シギ科 タシギ
ハト科 キジバト
カワセミ科 カワセミ
キツツキ科 コゲラ
ヒバリ科 ヒバリ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ツグミ科 ジョウビタキ、 ツグミ
ウグイス科 ウグイス、セッカ
シジュウカラ科 シジュウカラ
メジロ科 メジロ
ホオジロ科 ホオジロ、ホオアカ、アオジ、オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(外来種や飼育鳥) アヒル

3.今月の概況
  • 先月の調査日に比べ気温も高く、オオバンやカイツブリなど水辺で繁殖する鳥たちの声が沼全体の各所で多く聞かれた。同じく沼縁に営巣するコブハクチョウは、ほとんどが番(つがい)で行動をともにしていた。

  • 沼の水面全体での鳥類カウント数は1599羽(1月は1482羽)であった。

  • 先月に比べ、個体数の増減する種が多く見られ、冬鳥の移動が始まっているものと思われた。

  • 増加が目立つ種は、カンムリカイツブリ79羽(先月26羽)、コガモ413羽(先月112羽)、ヒドリガモ44羽(先月0羽)、ミコアイサ27羽(先月7羽)であった。

  • 減少が目立つ種は、ダイサギ12羽(先月26羽)、コサギ19羽(先月55羽)、オナガガモ252羽(先月516羽)であった。

  • カンムリカイツブリの群れの中に、繁殖羽に移行しつつあるものが混じっていた。

  • カワウの多くは、頭部と脚基部の羽毛が白く、繁殖羽となっていた。

  • カワセミが沼内の各所(杭上、枯れたヨシ)で見られ、繁殖活動が活発になりはじめているものと思われる。
(調査範囲外の鳥たち)
  • 手賀沼下沼の染井入落両岸の枯れたオギの中に、ホオアカが複数見られた。

  • 滝下広場付近のサクラの小枝をハシボソガラスが折りとって運んでいた(営巣行動?)。

  • シジュウカラのさえずりは聞かれなかったが(1月にさえずり確認)、手賀沼遊歩道沿いの樹上でしきりに鳴きながら活発に動き回り、雌雄で行動をともにする様子が見られた。

  • ウグイスは、いずれも地鳴きであった。

  • 手賀沼下沼染井入落河口のヨシ原でオオジュリン、カワラヒワの群れに混じり、セッカとホオアカが見られ、ヒメガマの穂をつついていた。

  • ヒバリのさえずりが手賀沼周辺の水田各所で聞かれた。

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