鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報   

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我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1.2009年3月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 3月12日(木)午前 天候:晴れ、風:西北西やや強
調査者 村松和行(上沼)、齊藤安行(下沼)
カイツブリ科 カイツブリ 27
ハジロカイツブリ 3
カンムリカイツブリ 35
ウ科 カワウ 28
サギ科 ダイサギ 8
コサギ 7
アオサギ 7
カモ科コブハクチョウ 24
マガモ 37
カルガモ 144
コガモ 51
ヒドリガモ 68
オナガガモ 12
ハシビロガモ 3
ホシハジロ 4
ミコアイサ 20
クイナ科 バン 2
オオバン 141
カモメ科 ユリカモメ 13
セグロカモメ 10
カワセミ科 カワセミ 3
セキレイ科 ハクセキレイ 1
ツグミ科 ツグミ 1
(外来種や飼育鳥)
バリケン 4、アヒル 3、シナガチョウ 1, マガモ×カルガモ 1
総個体数 658羽

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
カモ科 カルガモ
タカ科 トビ
キジ科 コジュケイ
クイナ科 バン
カワセミ科 カワセミ
ヒバリ科 ヒバリ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ツグミ科 ツグミ
ウグイス科 ウグイス、セッカ
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ、アオジ、オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ, シメ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(外来種や飼育鳥) ドバト、エジプトガン

3.今月の概況
(今月の概況)
  • 水面域全体で見られた鳥類の種数にはほとんと変化はないが、個体数は、先月(1599羽)の4割(658羽)に減少した。

  • カイツブリ類、カモ類については、ほとんどの種で先月より個体数が減少したが、マガモ、ヒドリガモなど一部増加した種もある。これは種による移動時期や越冬地の分布のちがいの現れと思われる。

  • カモの仲間で激減したのは、コガモ(413羽→51羽)とオナガガモ(252羽→12羽)であった。

  • コブハクチョウは、番で行動するものが多く、造巣行動が3箇所で見られた。

  • 繁殖羽のカンムリカイツブリがいくつか見られた。

(調査範囲外)
  • ウグイスのさえずりがヨシ原、斜面林内の各所で聞かれた。

  • 手賀沼遊歩道沿いで、シジュウカラのさえずりが聞かれた。3箇所で同時にさえずっている場所もあり、なわばり意識が高まっていることが伺える。

  • 樹上で、モズのオスからメスへの求愛給餌がみられた。

  • 胸の黒くなったオスのオオジュリンがいくつか見られた。

  • ヨシ原の中で鳴くセッカが見られた。

  • ヒバリが田んぼ各所でさえずっていた。

  • ホオジロの5?6羽の群れが、水田わきの枯れた草の中に見られた。

  • 巣材の準備のためか、嘴で細枝を折り、運ぶハシボソガラスが見られた。

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