鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報   

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我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1.2009年8月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 8月13日 9:00〜12:00
調査者 上沼(村松和行)、下沼(齊籐安行)
カイツブリ科 カイツブリ 23
ウ科 カワウ 106
サギ科 アマサギ 1
ダイサギ 8
チュウサギ 5
コサギ 15
アオサギ 6
カモ科コブハクチョウ 35
カルガモ 47
クイナ科 バン 1
オオバン 19
シギ科 イソシギ 1
セイタカシギ科 セイタカシギ 2
カワセミ科 カワセミ 6
ツバメ科 ツバメ 3
カモ科 バリケン 5
(家禽が野生化したものや帰化鳥)
アヒル 7、シナガチョウ 1、マガモ×カルガモ 1
総個体数 292羽

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
サギ科 チュウサギ
カモ科 カルガモ
キジ科 キジ、コジュケイ
ハト科 キジバト
ホトトギス科 ホトトギス
カワセミ科 カワセミ
キツツキ科 コゲラ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
ウグイス科 ウグイス
ウグイス科 オオヨシキリ、セッカ
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ
スズメ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシブトガラス
(外来種や飼育鳥) エジプトガン

3.今月水面の鳥の概況
  • 先月よりも観察された鳥類の種数(9種→15種)、個体数(203羽→292羽)とも増加した。アマサギ、チュウサギなど渡り前の集結をはじめた鳥や、イソシギやセイタカシギなど、繁殖を終えた鳥が加わったためと思われる。

  • カイツブリ、コブハクチョウ、カルガモ、オオバンの幼鳥が目立った。

  • コブハクチョウは全域で7番観察され、そのうち5番が幼鳥づれであった。ヒナ数はそれぞれ3、3、4、4、5羽であった。

  • コアジサシやアジサシは見られなかった。

  • 下沼北岸人工植栽された島に、セイタカシギ2羽(雌雄)が見られた(鳥博友の会会員の5/21に撮影された写真記録が既にある)

  • 上記人工島には、カルガモやコサギ、ダイサギの群れも集まり、採餌、休息場となっていた。

  • ハス群落内の杭では、杭上にカワセミ幼鳥やツバメ幼鳥が止まっていた。

  • おもに水田で採餌し、手賀沼水面にあまり姿をあらわさぬ、チュウサギやアマサギが沼内の杭上で休息していた。

4.調査範囲外の鳥について
  • 下沼南岸ハス群落付近のヨシ原で、オオヨシキリがまださえずっていた。

  • セッカの声が下沼全域の水田方面からよく聞かれた。

  • コジュケイの声、ホトトギスの声、ウグイスのさえずりが斜面林から聞こえた。

  • ムクドリの幼鳥群が多数みられた。

  • ヒバリの幼鳥が見られた。

5.その他の生き物情報
  • ヒグラシ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの声が聞かれた。

  • ヒメギス、キンヒバリ、タンボコオロギの声がヨシ原とその周辺から聞こえた。

  • ナガサキアゲハ、クロアゲハ、キアゲハ、アオスジアゲハ、キタテハ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、ベニシジミ、モンキチョウが見られた。

  • ハス群落では、ハスの花が多数咲いていた。

  • 手賀沼周辺の斜面林の際では、クサギの花がよく目立っていた。

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