鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2011年12月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 2011年12月16日 9:00〜12:00
調査者 上沼(村松和行)、下沼(齊籐安行)
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カイツブリ科 カイツブリ 21(25 31)
ハジロカイツブリ 16(5 10)
ミミカイツブリ 2(0 0)
カンムリカイツブリ 56(61 36)
ウ科 カワウ 153(181 105)
サギ科 ゴイサギ 1(0 0)
ダイサギ 19(9 9)
コサギ 33(38 24)
アオサギ 17(19 9)
カモ科コブハクチョウ 59(28 23)
コハクチョウ 4(0 0)
マガモ 11(6 34)
カルガモ 88(89 182)
コガモ 133(452 130)
オカヨシガモ 2(4 4)
ヒドリガモ 11(72 13)
オナガガモ 330(360 200)
ミコアイサ 9(15 1)
タカ科 ミサゴ 1(1 0)
クイナ科 バン 1(2 0)
オオバン 52(68 62)
シギ科 イソシギ 1(1 2)
カモメ科 ユリカモメ 115(276 151)
セグロカモメ 7(8 4)
カワセミ科 カワセミ 7(3 3)
セキレイ科 ハクセキレイ 1(2 0)
カラス科 ハシボソガラス 24(36 4)
ハシブトガラス 1(0 0)
(家禽や外来種)
ドバト 10(0 0)
バリケン 3(3 4)
合計 1,188(1,771 1,046)
(注)今月出現種以外も含む合計のため( )内は上記各種個体数の合計にはなりません
以上、11科28種(飼育鳥と外来種除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
カモ科 マガモ, カルガモ
タカ科 ハイタカ
クイナ科 クイナ
ハト科 キジバト
カワセミ科 カワセミ
ヒバリ科 ヒバリ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ウグイス科 ウグイス
エナガ科 エナガ
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ、アオジ、オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
(家禽や外来種) ドバト、エジプトガン
以上、17科24種(飼育鳥、外来種、雑種を除く)

3.今月水面の鳥の概況
  • 総個体数は1,188羽で、先月(11月:1,046羽)に比べやや増加した。

  • コハクチョウの家族(2成鳥、2幼鳥)が下沼上空を南東方向に飛去した。

  • オオバンの求愛行動(bowing-and-nibbling)や追いかけ合いが見られた

  • カワウ約50羽の集団採餌が見られた。

  • カワウ、コガモ、オナガガモ、ユリカモメといった優占種の個体数が昨年より減少している。

4.沼周辺の鳥の概況
  • 15羽のヒヨドリの群れが沼上空を南下して行った。

  • 下沼の我孫子高校野球部グランド付近の水田や電線上にミヤマガラス(約30羽)とコクマルガラス(約10羽)が見られた。ミヤマガラスとコクマルガラスの混群の一部は、エノキの樹上で果実を食べていた。

  • ミサゴ、ハイタカ、ノスリ、チョウゲンボウが下沼染井入落周辺の水田に見られた。

コクマルガラス、ミヤマガラス

ミヤマガラス(奥)とコクマルガラス(手前)

下沼染井入落上空をソアリングするミサゴ

下沼染井入落上空をソアリングするミサゴ

下沼染井入落付近、熱上昇気流をとらえて高度を上げるハイタカ

下沼染井入落付近、熱上昇気流をとらえて高度を上げるハイタカ

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