鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2011年9月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 2011年9月14日 9:00〜12:00
調査者 上沼(村松和行)、下沼(齊籐安行)
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カイツブリ科 カイツブリ 17(24 13)
ウ科 カワウ 134(140 188)
サギ科 ダイサギ 31(16 3)
チュウサギ 1(13 0)
コサギ 20(24 4)
アオサギ 11(22 3)
カモ科コブハクチョウ 21(30 40)
カルガモ 40(149 31)
クイナ科 オオバン 10(22 10)
シギ科 イソシギ 2(1 0)
セイタカシギ科 セイタカシギ 3(0 0)
カワセミ科 カワセミ 2(0 0)
カラス科 ハシボソガラス 17(0 0)
(飼育鳥や外来種)
ドバト 8(5 2)
アヒル 3(5 6)
合計 320(480 305)
(注)今月出現種以外も含む合計のため( )内は上記各種個体数の合計にはなりません
9科13種(飼育鳥と外来種除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
サギ科 ヨシゴイ、チュウサギ
カモ科 エジプトガン、カルガモ、カルガモ×マガモ
セキレイ科 ハクセキレイ、セグロセキレイ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ウグイス科 セッカ
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(家禽や外来種) ドバト
以上、12科17種(飼育鳥、外来種、雑種を除く)

3.今月水面の鳥の概況
  • 総個体数は320羽で、先月(8月:305羽)に比べやや増加した。

  • 前年に比べこの時期のカルガモの個体数が減少した(149→40)

  • 下沼北岸の人工島の浅瀬でセイタカシギが採餌していた。

  • カルガモの多くとコブハクチョウの一部は、風切羽の換羽中で無飛力であった。

  • オオバンが群れ始めた。

4.沼周辺の鳥の概況
  • 沼周辺の各所で、セッカのさえずりが聞かれた。

  • 下沼南岸染井入落の河口部左岸のヒメガマ群落内でヨシゴイを確認。

  • 沼周辺の水田(稲刈りが半分ほど終了)では、チュウサギの群れが見られた。

  • ムクドリとスズメの幼鳥群が各所で見られた。

  • モズの高鳴きを遊歩道で確認した。

5.その他の生き物概況
  • ツクツクボウシの声が各所で聞かれた。そのほかミンミンゼミ、アブラゼミの声を聞いた。

  • 多くのサクラの葉上で、モンクロシャチホコ採餌が見られた。

  • アオマツムシの昼鳴きがよく聞かれた。

ダイサギとチュウサギの群れ

ダイサギとチュウサギの群れ

手賀沼鳥情報