鳥の博物館友の会

手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。
1. 2011年11月の手賀沼水面区域の鳥類カウント結果
調査日 2011年11月18日 9:00〜12:00
調査者 上沼(村松和行)、下沼(齊籐安行)
※個体数の表示内容:今月(前年同月 先月)
カイツブリ科 カイツブリ 31(39 35)
ハジロカイツブリ 10(55 0)
カンムリカイツブリ 36(62 2)
ウ科 カワウ 105(111 200)
サギ科 ダイサギ 9(13 11)
コサギ 24(21 17)
アオサギ 9(19 25)
カモ科コブハクチョウ 23(34 18)
マガモ 34(22 8)
カルガモ 182(25 121)
コガモ 130(90 52)
オカヨシガモ 4(0 0)
ヒドリガモ 13(7 1)
オナガガモ 200(188 87)
ハシビロガモ 2(0 0)
キンクロハジロ 1(1 1)
ミコアイサ 1(0 0)
タカ科 オオタカ 1(0 0)
ハヤブサ科 ハヤブサ 1(0 0)
クイナ科 オオバン 62(69 30)
シギ科 イソシギ 2(1 0)
カモメ科 ユリカモメ 125(196 15)
セグロカモメ 4(7 3)
カワセミ科 カワセミ 3(5 2)
カラス科 ハシボソガラス 4(8 3)
(家禽や外来種)
バリケン 4(5 2)
合計 1,020(1,000 680)
(注)今月出現種以外も含む合計のため( )内は上記各種個体数の合計にはなりません
以上、11科25種(飼育鳥と外来種除く)

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
カモ科 マガモ, カルガモ
タカ科 ノスリ
カモメ科 セグロカモメ
ハト科 キジバト
ヒバリ科 ヒバリ
セキレイ科 ハクセキレイ、タヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ツグミ科 ツグミ
ウグイス科 ウグイス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ、アオジ
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(家禽や外来種) ドバト、エジプトガン
以上、16科20種(飼育鳥、外来種、雑種を除く)

3.今月水面の鳥の概況
  • 総個体数は1,020羽で、先月(9月:680羽)より増加している。

  • 近年、手賀沼では観察される個体数が少なくなったハシビロガモ、オカヨシガモが見られた。

  • ミコアイサやマガモなども渡来し、手賀沼で冬見られるカモ類はほぼ出そろった。

  • 留鳥のカイツブリに加え、冬鳥の、カンムリカイツブリとハジロカイツブリが見られた。

  • カンムリカイツブリが2羽平行して水面を移動していたが、うち一羽は幼羽が顔に残っていた。

  • 冬鳥のユリカモメの個体数が100羽を越えた。

  • 観察時間中に、オオタカ幼鳥とハヤブサが、それぞれ沼縁、沼上空を通過した。

4.沼周辺の鳥の概況
  • モズの高鳴きが聞かれた。

  • 冬鳥のタヒバリ、ツグミが水田地帯で見られた。

  • ウグイスの地鳴きがヨシ原から聞かれた。

  • スズメの群れがヨシ原内で、葉鞘を剥いで、カイガラムシを採食していた。

カンムリカイツブリ

カンムリカイツブリ 2011年11月18日

ハジロカイツブリ

ハジロカイツブリ 2011年11月18日


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