鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。 鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。

2007年2008年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1.2008年9月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 9月17日(全域)
調査者 村松和行(上沼)、齊藤安行(下沼)
カイツブリ科 カイツブリ 37
カンムリカイツブリ 2
ウ科 カワウ 175
サギ科 アマサギ 1
ダイサギ 23
チュウサギ 7
コサギ 43
アオサギ 15
カモ科コブハクチョウ 17
マガモ 2
カルガモ 87
コガモ 3
オナガガモ 1
クイナ科 バン 2
オオバン 28
チドリ科 コチドリ 2
トウネン 1
オジロトウネン 1
シギ科 イソシギ 3
セイタカシギ科 セイタカシギ 5
カワセミ科 カワセミ 3
セキレイ科 ハクセキレイ 1
セグロセキレイ 2

(飼育鳥や外来種)
ドバト 2、バリケン 4、アヒル 2、シナガチョウ 1、マガモ×カルガモ 1
総個体数 471羽

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
サギ科 アマサギ、チュウサギ
カモ科 コブハクチョウ、カルガモ
タカ科 サシバ
カワセミ科 カワセミ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
モズ科 モズ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス
(飼育鳥や外来種)セキセイインコ、ドバト、エジプトガン

   
3.今月の概況
  • 手賀沼では優占種のカワウ、カルガモ、オオバンの個体数が先月に比べて増加し、総個体数も275羽(8月)から471羽(9月)に増加。

  • 水位が低下し、河口部に干潟が現れていた。

  • 下沼の高野山新田市民農園前の水面に設置された植生による水質浄化の埋め立てエリアには、干潟環境が出現し、コチドリ、セイタカシギ、トウネン、オジロトウネン、イソシギなどのシギ・チドリ類、ダイサギ、コサギなどのサギ類、カルガモ、コガモなどカモ類が見られた。

  • カンムリカイツブリ、オナガガモ、コガモといった冬鳥が渡来しはじめた。

  • 水面以外では、モズの高鳴きが各所で聞かれたほか、上空を高く飛ぶツバメも見られた。サシバの旋回上昇飛行も見られた。
(鳥以外の生き物概況)
  • 旧沼南町のハス群落は、葉が枯れ始め、果実が見られた。

  • 遊歩道沿いでは、ツクツクボウシとアオマツムシの声がにぎやかだった。

  • 沼周辺の田んぼや畦からは、コオロギ類(エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、オカメコオロギ、ミツカドコオロギ)、ウスイロササキリ、ヒメギスの声がよく聞かれた。

  • クズの花にウラナミシジミが見られた。

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