鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。 鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。

  2007年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月12月 2008年
1.2007年12月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 12月18日(上沼)、19日(下沼)
カイツブリ科 カイツブリ 64
ハジロカイツブリ 30
カンムリカイツブリ 90
ウ科 カワウ 167
サギ科 ダイサギ 10
コサギ 34
アオサギ 18
カモ科コブハクチョウ 61
マガモ 13
カルガモ 105
コガモ 308
オカヨシガモ 14
ヒドリガモ 27
オナガガモ 862
ハシビロガモ 3
ホシハジロ 8
キンクロハジロ 1
ホオジロガモ 1
ミコアイサ 8
タカ科 ミサゴ 1
クイナ科 バン 2
オオバン 144
カモメ科 ユリカモメ 339
セグロカモメ 6
カワセミ科 カワセミ 6
セキレイ科 ハクセキレイ 2
カラス科 ハシボソガラス 6

(外来種や家禽)
ドバト7, バリケン11, アヒル12, シナガチョウ 1, マガモ×カルガモ2


総個体数 2,363

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
   
カモ科 カルガモ、コガモ、ヒドリガモ
キジ科 キジ
クイナ科 バン
カモメ科 ユリカモメ、セグロカモメ
カワセミ科 カワセミ
セキレイ科 ハクセキレイ、タヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ツグミ科 ジョウビタキ、ツグミ
ウグイス科 ウグイス、セッカ
エナガ科 エナガ
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ、アオジ、オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
(外来種)エジプトガン

3.今月の概況
  • カイツブリ科の中では、冬鳥のカンムリカイツブリが全域で見られ、最優占種となっていた(カイツブリ64羽、ハジロカイツブリ30羽、カンムリカイツブリ90羽)。

  • カルガモとマガモ(アヒル?)の雑種、通称マルガモが手賀沼公園およびフィッシングセンター前の水面で見られた。いずれも、頭部にカルガモの形質が混じるマガモのオスで、特定のカルガモと行動を共にしていた。

  • コガモの求愛ディスプレー、カルガモの交尾前行動(頭の上下運動)、オカヨシガモの交尾が観察された。

  • 概観したところでは、ユリカモメの半数以上は第一回冬羽の幼鳥であった。

  • コブハクチョウの家族内の個体間距離(とくに親と幼鳥との距離)が10月、11月よりも全体的に離れているように感じられる。また、手賀沼下沼北岸ビオトープ前の水面では10羽以上のコブハクチョウの群れがみられた。

  • ほとんどのカワウが繁殖期の羽装(脚の付け根付近側面と頭部が白い)になっていた。

  • オナガガモの群れが芝生上で地上採餌していた(手賀沼公園、水の館前)。

  • ホオジロガモとキンクロハジロが各1羽ずつ観察できた。

  • オカヨシガモのメス数羽が、大津川河口前の洲で地上採餌していた。

  • 手賀沼水面での出現種27種のうちの約半数は、カモ目の鳥で占められていた。

(調査対象外の観察記録)
  • 染井入落(手賀沼下沼南岸)左岸のヨシ原および手賀沼ビオトープ(手賀沼下沼北岸)内のヨシ原でクイナが鳴いた。

  • 柏ふるさと公園の池には、カルガモ48羽、エジプトガン1羽(昨年10月より定住)、アヒル3羽、ヒドリガモ1羽、ユリカモメ8羽、カワセミ1羽、バン1羽が見られた。

  • ヨシ原では、キジ(声のみ)、オオジュリン、スズメ、カワラヒワ、ツグミ、シジュウカラ、アオジ、ホオジロ、セッカが見られた。

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