3.今月の概況 |
- オオバン、カイツブリ、カルガモなど水辺で繁殖する鳥類のヒナ連れの家族群がみられ、これらの個体数は先月よりも増加した。ヒナが成長し、ヨシ原の中から水面に出る時間が長くなったためか。
- カワウは先月に比べやや増加(89羽→111羽)。
- コブハクチョウは、今年産まれのヒナを伴う家族群の他に、10羽以上の非繁殖群が手賀大橋下の漁協前にみられた(マコモの葉を食べているものが数個体いた)。
- 先月見られたコアジサシ(61羽)は、今月は見られなくなったが、ユリカモメの越夏個体が見られた(くちばしとあしは赤、頭部は部分的に黒くなりかけていた)。
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(調査範囲外の概況) |
- オオヨシキリは、わずか一箇所でさえずりが聞かれたのみ。セッカは各所でさえずりが聞かれた。
- フィッシングセンター裏の水田に、オバシギ(幼羽)が見られた。
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(鳥以外の生き物概況) |
- 旧沼南町のハス群落の花が満開。
- シオカラトンボ、コシアキトンボ、ウチワヤンマ、チョウトンボが沼縁で見られた。鳥の博物館前の手賀沼のマコモ群落内に同時に最大6匹見られ、なわばり争いをしていた。コシアキトンボやノシメトンボも沼周辺で見られた。
- 周辺の斜面林からはニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシの声が聞こえた。
- 沼縁からは、キンヒバリやヒメギスの声がよく聞こえた。
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