鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。 鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。

2007年2008年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1.2008年8月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 8月14日
カイツブリ科 カイツブリ 22
ウ科 カワウ 111
サギ科 ダイサギ 6
コサギ 6
アオサギ 5
カモ科コブハクチョウ 34
カルガモ 61
クイナ科 バン 1
オオバン 13
カモメ科 ユリカモメ 3
カワセミ科 カワセミ 1
ツバメ科 ツバメ 3
カラス科 ハシボソガラス 1

(外来種や家禽)
バリケン 2, アヒル 5, シナガチョウ1
総個体数 275羽

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
カモ科 カルガモ
ハト科 キジバト
ツバメ科 ツバメ
セキレイ科 ハクセキレイ
ウグイス科 オオヨシキリ、セッカ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、
(飼育鳥や外来種)ドバト

   
3.今月の概況
  • オオバン、カイツブリ、カルガモなど水辺で繁殖する鳥類のヒナ連れの家族群がみられ、これらの個体数は先月よりも増加した。ヒナが成長し、ヨシ原の中から水面に出る時間が長くなったためか。

  • カワウは先月に比べやや増加(89羽→111羽)。

  • コブハクチョウは、今年産まれのヒナを伴う家族群の他に、10羽以上の非繁殖群が手賀大橋下の漁協前にみられた(マコモの葉を食べているものが数個体いた)。

  • 先月見られたコアジサシ(61羽)は、今月は見られなくなったが、ユリカモメの越夏個体が見られた(くちばしとあしは赤、頭部は部分的に黒くなりかけていた)。
(調査範囲外の概況)
  • オオヨシキリは、わずか一箇所でさえずりが聞かれたのみ。セッカは各所でさえずりが聞かれた。

  • フィッシングセンター裏の水田に、オバシギ(幼羽)が見られた。

(鳥以外の生き物概況)
  • 旧沼南町のハス群落の花が満開。

  • シオカラトンボ、コシアキトンボ、ウチワヤンマ、チョウトンボが沼縁で見られた。鳥の博物館前の手賀沼のマコモ群落内に同時に最大6匹見られ、なわばり争いをしていた。コシアキトンボやノシメトンボも沼周辺で見られた。

  • 周辺の斜面林からはニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシの声が聞こえた。

  • 沼縁からは、キンヒバリやヒメギスの声がよく聞こえた。

トップ 戻る