鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。 鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。

2007年2008年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1.2008年6月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 6月17日(全域)
カイツブリ科 カイツブリ 7
ウ科 カワウ 76
サギ科 ダイサギ 1
アオサギ 3
カモ科コブハクチョウ 42
マガモ 1
カルガモ 3
クイナ科 オオバン 13
カモメ科 コアジサシ 23
ツバメ科 ツバメ 1

(外来種や家禽)
ドバト 10, バリケン 4, アヒル7
総個体数 191羽

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
サギ科 ゴイサギ、チュウサギ
チドリ科 コチドリ
ハト科 キジバト
カワセミ科 カワセミ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
セキレイ科 ハクセキレイ、
ウグイス科 ウグイス、オオヨシキリ、セッカ
シジュウカラ科 シジュウカラ
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス

   
3.今月の概況
  • 手賀沼水面の総個体数が、先月に続きさらに減少(4月593羽→5月227羽→6月150羽)。

  • オオバン、カイツブリなど水辺で繁殖する鳥類の個体数が少なかった(オオバン29羽→13羽、カイツブリ26羽→6羽)。当日南東の風が強いこともあり、ヒナ連れの家族がヨシ原内に隠れてしまったものと思われる。

  • コブハクチョウは、昨年同月よりも個体数が増加しているが(昨年30羽→今年37羽)、今年はこのなかに約20羽の非繁殖個体群が含まれるため、繁殖個体数はむしろ減少していると思われる。ヒナ連れの家族は、昨年は4組だったが、今年は2組。

  • 水面上は、カワウとコアジサシが優占していたが、個体数は先月よりも減少した(カワウ81羽→53羽、コアジサシ25羽→12羽)。

  • 冬鳥は全く見られなくなった。
(調査範囲外の出現種概況)
  • ヨシ原では各所でオオヨシキリのさえずりが聞かれた。

  • 周辺の斜面林ではウグイスのさえずりが各所できかれた。

  • 下沼周辺の水田にはアマサギ、チュウサギの採餌群がみられた。

  • 周辺の水田まわりでは、セッカ、ヒバリのさえずりがさかんに聞かれた。

  • ヨシ原ではツバメのヒナに給餌する親鳥の姿がみられた。

  • ヒナ連れのカイツブリおよびオオバンが見られた。

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