鳥の博物館友の会

みて歩こう会報告


2017年11月 みて歩こう会 第232回 「深川散策」
みて歩こう会 第233回 「多摩動物公園」
. [担 当]岡 廣志、矢野達志, 須貝基康、(報告)
期 日11月7日(火)
参加者7名

「動物園の鳥を見よう」シリーズ第15回です。
多摩動物公園は緑豊かな自然が多く残った丘に作られた広い動物園で、鳥類は96種で1,077羽と個体数がとても多い動物園です。
まずアジア園の、タンチョウ、ワシミミズク、トキ類から見学開始し、次にガン類、カモ類を見ました。ウォークイン・バードケージには20種がいて、中に入って身近に観察が出来ました。
午後は、動物園の草野解説員に、コウノトリ、猛禽、インコについて飼育展示を見ながら、説明していただき見学しました。草野さんの説明はとてもていねいで詳しく、コウノトリの卵、タカやフクロウの羽など実物に触らせていただきながら、いろいろ教えていただきました。コウノトリは、広い園内に家族ごとにケージをわけて飼育展示しているそうです。標本の卵を触らせていただきました。白い卵で、高い樹の上などに産み、天敵に狙われにくいので白いそうです。コウノトリは盛んにクラッタリングしていました。猛禽フライングケージは、上昇気流が受けられるように園内の斜面を利用して広く作られていて、その中をイヌワシが悠然と飛んでいました。他にはオオワシ、オジロワシ、ダルマワシ、ヒメコンドルがいました。
一番多いのがイヌワシで15羽、幼鳥は尾羽、風切羽に白い羽がまざっていて、成鳥は黒っぽいそうです。頭後方が黄色いのでゴールデンイーグルとも言うそうです。
フクロウの仲間は、シロフクロウ、コミミズク、オオコノハズク、フクロウ、メンフクロウがいました。シロフクロウは巣を地面に作り、白夜の平原で狩りをするので、眼の位置はフクロウとワシの中間ぐらいのところにあると説明がありました。まぶたは下から上に閉じるので笑った感じに見えるそうです。
説明を聞いてる私たちのそばに放し飼いのインドクジャクがやって来て綺麗な羽を見せてくれました。インコのところでは、仲良しカップルのコンゴウインコが盛んに羽づくろいしあっていました。
その後、昆虫園に行きました。昆虫園には117種約2万匹の昆虫がいます。昆虫生態園では、約700匹の色とりどりの蝶が優雅に舞っている大きな温室の中を散策しました。秋晴れのさわやかな日差しの中、ゆったりと鳥たちと蝶を楽しめた一日でした。
2013年9月「埼玉県こども動物自然公園」を第一回にスタートした「動物園の鳥を見よう」シリーズは今回で終わります。4年間多くの皆様にお付き合いいただき有難うございました。今後はスポットで良い企画ができましたら提案させていただきます。

1)坂道を登る
1)坂道を登る
2)ワシミミズク
2)ワシミミズク
3)オシドリ
3)オシドリ
4)ダルマワシ
4)ダルマワシ
5)イヌワシの爪
5)イヌワシの爪
6)インドクジャク
6)インドクジャク
7)オオゴマダラ
7)オオゴマダラ
8)昆虫広場で
8)昆虫広場で

    

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