鳥の博物館友の会
手賀沼鳥情報


我孫子市鳥の博物館では 毎月手賀沼水面の鳥類センサス調査を行っています。 鳥の博物館のご好意により毎月のセンサスの結果を手賀沼鳥情報として掲載いたします。

  2006年2007年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1.2007年6月の手賀沼水面の鳥のカウント結果
調査日 6月13日(上沼)、6月14日(下沼)
カイツブリ科 カイツブリ 10
ウ科 カワウ 65
サギ科 コサギ
アオサギ 5
カモ科 コブハクチョウ 30
マガモ 3
カルガモ 8
クイナ科 バン 1
オオバン 9
カワセミ科 カワセミ 3
ツバメ科 ツバメ 7
(外来種や家禽)
ドバト 2、バリケン 4、アヒル 9

総個体数 154

2. 調査範囲外(水面以外)で見られた鳥
サギ科 ヨシゴイ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ
カモ科 カルガモ
キジ科 キジ
ヒバリ科 ヒバリ
ツバメ科 ツバメ
セキレイ科 セグロセキレイ
ウグイス科 ウグイス、オオヨシキリ、セッカ
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス

3.今月の概況
  • オオバン、カイツブリなどヨシ原内で繁殖し潜むため、水面で確認された個体数は少ない。

  • コブハクチョウは6箇所で営巣が確認されていたが、うち4巣ではヒナが巣立ち、沼内でのコブハクチョウの総数は30羽を超えた。染井入落左岸のヨシ原内の巣には放棄された卵が1個確認できた。

  • 気温が高く、杭の上で休息するカワウのほとんどは嘴を開き、あえぎ呼吸(パンティング)していた。

  • 手賀沼公園では、マガモのメスがヒナを2羽連れていた(マガモの繁殖個体がしばしば見られるが、ナキアヒルなどの人為的な導入との関係は?)
  • 水面ではウチワヤンマ、コシアキトンボ、シオカラトンボが頻繁に見られた。また、翅全体が黒褐色のカワトンボの仲間(ハグロトンボorアオハダトンボ?)が1匹、染井入落の水面上を高く北西へ飛去。

  • 染井入落の河口部、アオダイショウが左岸から右岸へ向かって泳ぐ。途中で止まり、周囲を伺い、潜水! 右岸にもアオダイショウがいた。ヨシ原の中では、カイツブリ、バン、オオバンがさかんに警戒の声を出していた。

  • 染井入落河口部左岸のヨシ原からヨシゴイの声を確認。姿は、調査中全域で確認できず。

  • 上沼の大津川河口部には、ミシシッピーアカミミガメの5匹程の群れが数カ所で甲羅干し。

  • 大津川の河口付近(ふるさと公園に隣接する放棄水田近く)左岸にヒシの群落確認。

  • 大津川の河口付近左岸のふるさと公園に隣接する放棄水田に、カルガモが9羽(1成鳥 8幼鳥)。以前みられたタマシギの親子は確認できず。

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